文春文庫<br> 墜落

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文春文庫
墜落

  • 著者名:真山仁【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2025/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784167923518

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内容説明

那覇地検に異動した冨永が沖縄の闇に挑む!

自衛隊機の墜落事故と妻がDV夫を刺殺したという殺人事件。一見、無関係に思われる二つの事件に、思いがけない接点が浮かび上がる!

解説=青木千恵

単行本 2022年6月 文藝春秋刊
文庫版 2025年4月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

となりのトウシロウ

66
冨永検事シリーズ第三弾!シリーズ物とは全く知らず手にしましたが、前作を知らなくても十分楽しめました。那覇市内で発生した殺人事件。妻の自白に不審を抱いた冨永が事件の真相に迫る。一方、中国機と見られる領空侵犯にスクランブル発進した自衛隊機が墜落。民間人を巻き込んだ事故になる。冨永は殺人と墜落というかけ離れた事件を捜査する。その過程で「沖縄」の現実が炙り出されていく。緊迫感と疾走感が溢れるエンタテイメント小説になっていて、楽しめました。単に観光で訪れる沖縄の重たい鎖が厳しい現実を示していると感じました。2025/09/11

しげき

19
観光地としては魅力的だし行ってみたいなあと思う沖縄。その沖縄の暗い闇の部分が垣間見える作品でした。2025/12/09

速読おやじ

14
『墜落』は、沖縄の基地問題や日米関係、自衛隊に深く切り込んだ作品でした。戦闘機事故で命を落としたパイロットや民間人に対して、原因がうやむやにされ、真実が政治や国防の名のもとに捻じ曲げられていく。富永検事の徹底的に事実を追及する姿勢は痛快で、楢原のような現場に真摯な人間の存在にも救いを感じた。軍用地主やDV、貧困といった複数のテーマも重層的に描かれており、物語に厚みを加えています。闇の中で正義や真実を貫くことの難しさと、その中でも声を上げ続ける勇気の尊さを教えてくれる一冊。自分は真実に向き合えているだろうか2025/04/20

かずぺん

6
アメリカに対する気遣いが分かります。トランプ関税も同じような気がします。起死回生の一手か無いですね。覚悟すれば出来そうな気がするのですが。2025/07/02

RmB

6
自衛隊機墜落事故と殺人事件、どちらか一つでも物語の主題として十分だと思いますが、本当の主役は沖縄なのかもしれません。2025/06/18

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