文春文庫<br> 墜落

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文春文庫
墜落

  • 著者名:真山仁【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2025/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167923518

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内容説明

那覇地検に異動した冨永が沖縄の闇に挑む!

自衛隊機の墜落事故と妻がDV夫を刺殺したという殺人事件。一見、無関係に思われる二つの事件に、思いがけない接点が浮かび上がる!

解説=青木千恵

単行本 2022年6月 文藝春秋刊
文庫版 2025年4月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

速読おやじ

13
『墜落』は、沖縄の基地問題や日米関係、自衛隊に深く切り込んだ作品でした。戦闘機事故で命を落としたパイロットや民間人に対して、原因がうやむやにされ、真実が政治や国防の名のもとに捻じ曲げられていく。富永検事の徹底的に事実を追及する姿勢は痛快で、楢原のような現場に真摯な人間の存在にも救いを感じた。軍用地主やDV、貧困といった複数のテーマも重層的に描かれており、物語に厚みを加えています。闇の中で正義や真実を貫くことの難しさと、その中でも声を上げ続ける勇気の尊さを教えてくれる一冊。自分は真実に向き合えているだろうか2025/04/20

かずぺん

5
アメリカに対する気遣いが分かります。トランプ関税も同じような気がします。起死回生の一手か無いですね。覚悟すれば出来そうな気がするのですが。2025/07/02

RmB

5
自衛隊機墜落事故と殺人事件、どちらか一つでも物語の主題として十分だと思いますが、本当の主役は沖縄なのかもしれません。2025/06/18

Micky

5
空自のエースパイロットが墜落した。一方、夫を殺害した妻が捕えられた。二つの事件を担当する冨永検事。無関係と思われる二つの事件だが“沖縄“という特殊性がその背景に存在する。 沖縄県民にとって基地は排除すべき存在、では国としての国防も不要か?沖縄返還後もまだまだ残る米軍との軋轢。本土で安穏と暮らす我々には思い至らぬことも多いのだろうなぁ。2025/05/22

くま

5
沖縄を舞台に、殺人事件と航空自衛隊の戦闘機が墜落した2つの事件を担当する冨永検事。本土とは違う沖縄の独特性がよく表現されていたと思う。それにアメリカが絡みより複雑に。面白かったけど色々考えされされた。シリーズとは知らず、1作目2作目も読んでみたいと思った。2025/05/22

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