文春文庫<br> 標的

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文春文庫
標的

  • 著者名:真山仁【著】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 文藝春秋(2019/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167913960

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内容説明

特捜検事・冨永VS.初の女性総理候補 。
話題の「正義と権力」シリーズ第三弾!

東京地検特捜部検事・冨永真一のもとに、初の女性総理候補・越村みやび厚労相に関する情報提供者が現れる。
超高齢社会に突入する日本。福祉行政の隙間で利権を狙う者、政界の権謀術数、ぶつかり合う検事と記者それぞれの正義。
息もつかせぬ物語の結末は!?
『コプラティオ』『売国』に続く「権力と正義」シリーズ第三弾!

解説・鎌田靖

※この電子書籍は2017年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

90
前作「売国」に引き続いての特捜検事が主人公となっています。今回は特に標的とする相手が大きく、将来の女性総理で厚労相ということでかなり苦労するような感じです。高齢社会でのサービス付き高齢者向け住宅(いわゆるサ高住)に関する利権がらみの話で、さらに厚労相の個人的な話もあったりもします。福祉行政について著者はかなり調べておられてこの分野についての知識が増えました。2024/05/12

Walhalla

26
「冨永検事シリーズ」の2作目です。日本初の女性総理を目指す厚労大臣に、東京地検特捜部が接触します。物語の背景には、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に関する諸問題が描かれています。国の補助事業として始まったそうですが、なかには、囲い込みや不当な請求、自由度が低く制限されるなど、悪質な施設も存在しているようで、そのあたりの問題点を鋭く突いています。とても読み応えがあり、いろいろ考えさせられます。シリーズにはまだ続きがあるようで、そちらも楽しみです。2025/07/23

ちえちゃん

12
特捜検事と記者が女性初の総理大臣候補の賄賂について追いかける。息もつかせぬってことはなかったかな。2020/05/29

ライアン

9
そうか、売国とコプラティオの登場人物が出てくるのね。面白かったけど最後がもう少しスッキリしたらいいんだけどなー。続編に期待したいです。2024/01/24

ちゃあぼう

7
「権力と正義」シリーズ第三弾。その中で一番好きな内容であった。登場する政治家や実業家など、本当に実在しているような感覚を覚え、各登場人物たちの舞台裏を見ているようで面白かった。一つ残念なのは大物政治家をあと一歩のところまで追いつめるものの、重要な情報を持っているキーマンが政治家をかばい自殺してしまい真相が藪の中のままで検察上層部が圧力に屈してしまうパターンになってしまているのが惜しいところです。フィクションとはいえ大物政治家の逮捕は描けないのかなと思った次第です。2024/09/07

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