内容説明
三〇〇年の時を生き、中津国の後宮に秘されてきた伝説の仙女・弔妃。ついに対面を果たした十六代目皇帝・廉新は、彼女の知識と智謀に絶大な信頼を寄せるように。
原因不明の病で衰弱する貴妃に、得体の知れない呪術の気配を感じ取った弔妃。一方、廉新のもとへ、隣国の使者とともに国難が訪れる。
軍事力を誇る武涼国とは交易を以て平穏を保ってきたが、異常気象により献上するはずの紫の染料がとれず――。国を揺るがす侵攻の危機。窮地にたつ廉新と国を救うため弔妃が動く!
=人物紹介=
◆春麗(しゅんれい)
「弔妃」と呼ばれる、永遠の命をもつ伝説の妃。宮廷の怪事件と十五人の皇帝の死を弔ってきた。自身の不老不死を解くために生き、医学・科学に精通している。「謎解き」が何より大好物。
◆廉新(れんしん)
血なまぐさい政争のすえ皇位に就いた、中津国一六代目皇帝。美しく若く聡明で、皇帝らしからぬ優しい性格から、気難しい春麗から認められるように。
◆李飛(りひ)
廉新から一番の信頼を寄せられる臣下で、武に長けた美形の太監。皇帝に無礼な態度をとる春麗を快く思っていない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
茜
48
今回のメインは現皇帝である十六代目皇帝・廉新を帝位につかせる為に活躍した「四狗三王二智」が絡むストーリー。四狗とは帝位継承戦争の際に獅子奮迅の働きをした車騎将軍趙格などの四人。三王はさらなる別格の働きをし、候よりも上位の王の位を賜り、封地を得た三人。二智とは武力ではなく知力によって先の戦争に勝利をもたらした軍師二人。献上する紫の紫と言えば今は亡きアメリカのミュージシャンのプリンスの代名詞となっているけれど紫が貴き色だということを初めて知り、改めてプリンスは紫に相応しい人物だったなぁと感慨深げ思いました。2025/07/07
坂城 弥生
32
貴妃の謎の病から始まった今回の物語、白い巫女が登場で不穏な空気に…2025/08/19
capital
10
ほぼ “後宮の烏” です。違うのは主人公は術を使えないことや仲間が居ないこと。不老不死ではないこと。 “後宮の烏” が好きなら読めると思いますが、私は “後宮の烏” ファンなのでなんとも…“後宮の烏” がなかったら完全に好きになってました。2025/03/23
栗山いなり
9
300年の時を生きた仙女・弔妃が宮中で起こる様々な出来事に対処していく中華ファンタジー×ミステリー小説シリーズ第2巻。色々あって読み終えるのに時間がかかってしまったがそこそこ面白かったと言える作品だった。何とかこれで来月出る3巻への準備はできてホッとしてる2026/03/28
鳩羽
4
不老不死の弔妃・春麗のもとに、皇帝の廉新や宦官の李飛から変わらず後宮の謎が持ち込まれる。呪いのような症状で体調不良が続く貴妃や、異常気象で手に入らなくなった紫の染料の代わりとなるもの…。自堕落に時間を潰すだけの春麗だが、気に入っている廉新のためになんだかんだと手を貸してやるのだった。…2巻目は、なぜか作風が変わり、会話劇ではなくなっていた。ちょっと回りくどい文章が雰囲気に合っていて、一巻よりは好ましい。登場人物や世界観が広がってきたが、このシリーズにとって良いのかどうかは分からない。2026/04/12




