内容説明
中津国の後宮で、一人の貴妃が二〇ヶ月ものあいだ身籠り続けていた――。先代帝の呪いと噂されるその怪異を解くため、皇帝はある人物の元へ向かう。それは三〇〇年もの時を生きる不老不死で、「弔妃」と呼ばれる少女だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茜
45
この本を手に取ったのは表紙と、三〇〇年の時を生きる伝説の「弔妃」という文句に惹かれたからです。名前は春麗という。しかし、その存在は限りなく秘匿されている。そして、不老不死であるが為に膨大な知識を持っており、医学にも精通しているが、彼女が好むものは「謎」である。そんな弔妃に現皇帝が後宮で起こる謎を解き明かす為に春麗の元へと足を運ぶ。後宮を舞台としたミステリーと春麗や他のキャラクターが面白かったです。もしかしたら続編も有り得るかもしれません。2024/07/30
坂城 弥生
39
不老不死で300年生きている弔妃。彼女の好物は『謎』。20ヶ月妊娠している貴妃の謎、後宮に現れる虎の謎…と次々と解決していく。2024/07/06
栗山いなり
13
不老不死である特別な妃が国で起こる様々な事件を解決していく中華後宮×ミステリー小説。この作品、宮廷医の娘と比べるとミステリー色が強いように感じた。もちろん中華後宮おなじみ(?)の要素もきちんと用意されてた印象2024/07/30
なぎ
8
中津国の後宮で起こる事件に頭を悩ませていた若き皇帝廉新は三〇〇年の時を生きるとされる伝説の「弔妃」へ相談しに行くが···。ミステリー部分は分かりやすくて読みやすい。そしてなんといっても不老不死である春麗と皇帝廉新の関係が一番の見所。春麗自体は三〇〇年も生き抜いているので自分の恋に対しても悟ったところがあり、廉新も春麗に惹かれつつも自分の気持ちを抑えて彼女と過ごす時を大事にしている。切ない雰囲気もありつつ、ラストの2人の会話が素敵だった。続編希望です。2024/06/30
capital
7
ほぼ “後宮の烏” です。違うのは主人公は術を使えないことや仲間が居ないこと。不老不死ではないこと。 “後宮の烏” が好きなら読めると思いますが、私は “後宮の烏” ファンなのでなんとも…“後宮の烏” がなかったら完全に好きになってました。2025/03/23
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