内容説明
次代クレストマンシーとして城で教育を受けているキャット少年は、あるとき、近くの村に住むマリアンという少女と知りあった。
マリアンの一族は代々続く魔女の家系で、一族の長であるマリアンの祖母は最近、近隣の別の一族と対立しているらしい。
祖母の屋根裏に長年置かれていた卵をマリアンから譲ってもらったキャットが、苦労して孵したところ、現れたのは思いがけない生き物だった。
一方マリアンは、祖母の引き起こした魔女同士の魔法を駆使した争いに巻きこまれてしまい…?
「魔法のファンタジーを書かせたら第一人者」「ファンタジーの女王」と評価の高い、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの代表連作「大魔法使いクレストマンシー」の一作。
クレストマンシー城と近隣の村に、魔法の生き物や不思議な機械も登場!
『魔女と暮らせば』で活躍したキャット少年のその後を知りたい、という読者の声に応えて書かれた、にぎやかに展開する楽しい物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
61
【最強の大魔法使いでさえ、自分のためにならないことに力を使ったら、敵にやられてしまう】『魔女と暮らせば』のキャット、一年後の物語。感動のシリーズ完結編。書影に注目! 最初は、魔女一族の長・ばば様の介護話的展開。続いてこれまでは猫が活躍していたが、この巻では馬に光が! 猫語を解するキャットは馬とも交流ができた。<鞍にすわったとたん、何とも不思議な魔法が起こりはじめたのだ。/とにかく乗った瞬間から、何をどうすればいいか、すっかりわかってしまったのだ。体重のかけ方や、全身の筋肉の使い方もちゃんとわかる>と。⇒2026/06/22
さつき
59
クレストマンシー城に引き取られてからのキャットの様子がわかり、おおむね幸福に暮らしているようでほっとしました。もっとも、冒頭から始まるピンホーのばば様を巡る大騒動の方がインパクトは強かったですが…女性には、長く生きていると、こんなふうに魔女っぽくなる人が一定数いるんだろうなぁと自分の祖母を思い浮かべつつ思いました。そのほかにも現実には会いたくないタイプのお年寄りが登場します。物語の中だから大いに笑いました。意地悪で救いようのない人を描かせるとDWJは最高ですね。面白かったです。2017/12/06
たるき( ´ ▽ ` )ノ
36
時系列順の最終巻。いつもシリーズ途中で挫折していたので、これを読み終えるのは初めて。キャットにまた会えて嬉しい!ユニコーンやグリフィンも登場して、ファンタジー感満載。クリストファーからキャットに役目が変わるところとか、キャットのクレストマンシー姿とか、もっともっと続いて欲しかったな。2024/03/12
もちもちかめ
13
卵が出てくるまでに色々ありすぎ、その卵がかえったら、またその生き物がかわいらしく愛おしすぎ。天才。2022/03/09
プリムローズ
12
やっぱり動物を描くのが上手いなあと、しみじみと思いました。グリフィンの雛の描写が可愛すぎる。こんなに可愛いのに懐かれるなんて、キャットが羨ましい。頼もしくなったキャットの成長も、嬉しかったです。この話の続きが読みたいなあと心から思うけれど、(作者が亡くなられたから)絶対に無理なのがとてつもなく悲しいです。2013/04/23
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