内容説明
「偽善者を叩きのめすのって、さいっこうに楽しいんだよ」
普通であることを望み、平凡な日々を過ごす少女・陽菜。そんな彼女の前に、正体不明の存在・ラヴィは突然現れた――気絶した人気教師と、その本性を暴く衝撃的な写真とともに。
常識も正義もなく、楽しいという理由だけで学校や社会に潜む「偽善者」に制裁を加えるラヴィ。
次第に露わとなる、陽菜が「善人」だと慕っていた人たちの恐ろしい裏の顔。
退屈を嫌う奔放なラヴィに振り回され、陽菜は陰謀が潜む生徒会選挙や有名ライバーとのダンスバトルなど、数々の事件に関わっていく。
やがて……「次のターゲットは、陽菜おねえさんの××だよ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
碧海いお
11
…続きはあるのだろうか? 発売前に試し読みをして、ラヴィが中々の癖があると思ってましたが、間違っていなかったです。 ミステリーやサスペンスのような独特の空気がよかったです。2025/02/12
そらびと
1
最初はラヴィに全くついていけなかったけれど、後半になっていくにつれてワクワクしてくる自分がいた。読んでいる側もラヴィのペースに呑まれていくのが楽しかった。 応援演説やダンスなどを当たり前のようにやっている主人公に違和感があったが、ちゃんと理由があって良かった。 続編はないかもしれないけれど、想像するのも楽しい。2025/04/30
夏海
0
自分は、ボカロからこの本に来て、このような形式の本を読むことが少ないけど、久しぶりにとても面白くて没頭できる小説だった2025/06/17