出版社内容情報
「楽曲派」とはアイドル現場に通うことへの言い訳として、ファンのなかから自発的に自虐的に使い始められた言葉。しかし、字義本来の意味で、楽曲をそのグループの魅力とするアイドルグループは、あらゆる音楽ジャンルを取り込んだももいろクローバー登場以降の2012年から劇的に増加した。本書では、アイドル戦国時代からポストコロナ時代までの、テレビを主戦場にしないライブアイドル達の優れた楽曲・名盤を年代別に網羅的に徹底紹介!
内容説明
200タイトル超のディスクカタログ。そもそも、アイドルにおける「いい曲」ってなに?テン年代に巻き起こった狂乱のアイドル戦国時代の果て、それでも名曲は残る!多様性、革新性、時代性、多幸感、高揚感、違和感。アイドルソングでしか得られない魅力を宇多丸(RHYMESTER)、吉田豪、ヤマモトショウ(fishbowl)他、識者たちと再考する、ポストアイドル戦国時代の「いい曲」ガイド。何十年後も語られるアイドルソングがここにある。
目次
楽曲派アイドルクロストーク
スペシャルインタビュー 宇多丸
レジェンドグループカタログ
~2013 アイドル戦国時代後期
2014~ アイドル深化期
2016~ アイドルリスタート期前期
2018~ アイドルリスタート期後期
スペシャルインタビュー 『ミュージック・マガジン』久保太郎
2020~ アイドル新型コロナウイルス期
2022~アイドルリブート期
スペシャルインタビュー 吉田豪
1 ~ 1件/全1件
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チーハン
0
楽曲派とは何ぞや?とかヒット曲を作る人のインタビューとかディスクガイドとか盛りだくさんで面白かった。急に全然知らないゾーンがあったりして自分もまだまだ知らない曲たくさんあるなという発見があった。2025/04/28
不健康運動
0
結構なボリュームのインタビューとディスクレビューされている中、特に印象に残ったのは、照井順政さんがsora tob sakana のについて語ったインタビュー。正直おサカナちゃんはサブスクで楽曲を聴いたり、MVを見たりする程度のライトなリスナーだったので、マネジャー兼その他諸々というかたちでチェキの撮影まで担当していたとは知らなかった。また、今をときめくヤマモトショウさんのインタビューで、fishbowlのオーディション時のこぼれ話や、いかに“脱楽曲派”を目指すかというビジョンを読めたのも面白かった。2025/04/28