内容説明
師匠・歌川国藤のもと、住み込みで修業を続ける絵師見習いのおふゆ。亡き人と遺された人への想いを込めて描く「死絵」に心惹かれながら、日々絵の鍛錬に励んでいた。そんなある日、地本問屋・佐野屋に絵を届けに行ったおふゆは、店主の喜兵衛からお栄という絵師が描いた絵を見せてもらう。まるで本物のようなその絵に圧倒され、お栄に学びたいと強く思い始めるが……。蟠った父子の縁、愛する人との無情な別れ、そして自身が進むべき絵師としての道。人生の哀歓が濃やかに描かれる、第十三回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞した、続々重版の大好評シリーズ、第三巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
150
いつもと違う展開の今作。まさかのあの方の父親の死絵を描くとは思いもよらなかっただろう。しっかり、あの方にもおふゆの絵の魅力が伝わったと信じたい。そして、転機という物は誰にもあり、師匠以外に学びたいと思う女絵師のお栄との出会い。これから先、おふゆの絵師としての真価が問われる出会いであってくれ。さらなる成長を目指す矢先の大地震。なにもかも失ってしまったけど、おふゆよ!筆を選ばず、どんどん描き続け、早く一人前の絵師になってほしい。そんな絵の話は置いといて、虎蔵の一途な想いが、おふゆに伝わってほしいな。2025/02/28
真理そら
47
応為の絵&本人との出会いはお冬にとって印象の強いものになる。今回は大地震に見舞われてすべてを失ったお冬が「鯰絵」を描く。2024/12/30
nyanco
32
おくり絵師 第3作となり、お冬の成長が感じられました。 第一話 初時雨 第二話 夜の金糸雀 第三話 大地燃ゆ 第二話では応為栄女に出会い、彼女の絵の凄みに引き込まれていくお冬、彼女がこれからどう絵師として成長していくのかが楽しみでもあり、業を背負う辛さを危惧してしまいました。 第三話 いきなり江戸の地震 父の絵も応為栄女から貰った絵も、すべてを失ったお冬が瓦版の絵を描き切った姿。 とても彼女らしい鯰絵だと思いました。 #NetGalleyにて2024/12/29
Roko
26
応為栄女の絵に出合ったのは運命だったのでしょうか。彼女のような絵を描きたい。彼女のようになりたい。その思いの強さが逆におふゆを追い詰めてしまっていたのかもしれません。 一方、「卯の屋」の寅蔵さんがおふゆを好いていてくれるのに、そろそろ気がついてもいいんじゃないの、おふゆさん。#夜の金糸雀おくり絵師 #NetGalleyJP2024/12/13
のびすけ
24
シリーズ3作目。おふゆが探し求める「わたしらしい絵、わたしが描きたい絵」とは。女絵師の大先輩お栄さんに出会ったり、大地震の悲惨な状況を目の当たりにして、おふゆもまた一回り成長したのかな。2025/10/12
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