内容説明
DX推進者を悩ませている最大の課題は「ITロックイン」である。ここでいうITロックインとは、現状のビジネスや業務がシステム化されてから時間が経っており、それに従った仕事をすることが常態化していることを指す。何のためにその業務をしているのかも、業務とITの関係性も誰もわからなくなっているので、DXを推進しようにも適切に考えられる人がいない。現行機能を維持することを前提にした上積みか、システムを迂回する手作業になってしまい、結局、DXにならないのだ。
本書は、ITロックインに悩まされているDX推進者に解決指針を示す。著者の主張をひと言で表現すれば「DX版EAのススメ」である。DXニーズを満たせるように、組織全体の業務とITシステムをモデル化する。著者は「構造と工法は同時に検討すべきだ」としている。ただモデル化するだけでなく、同時にそのモデルに移行する方法論を一緒に考えるべきだ、という
DXでは「変化に素早く対応し続ける」ことが求められるが、それはITが長年向き合ってきた課題であり、既に技術や考え方はある。例えば「アジャイル」「クラウド」「DevOps」「マイクロサービス」「クラウドネイティブ」「プラットフォームエンジニアリング」などだ。完璧な技術はなく、無意味な考え方もないので、それらすべてを学ぶ必要があるが、それぞれの技術や考え方には生まれる必然があり、そこさえ押さえておけばポイントを外すことはない。「DXが進まない」と悩むあなたにおすすめする1冊である。
目次
第1部 DXを阻む正体「ITロックイン」
第1章 ITがビジネスを縛る
第2部 ITロックインを解き放つ技術群
第2章 アジャイル
第3章 クラウド
第4章 DevOps
第5章 マイクロサービス
第6章 クラウドネイティブ
第7章 プラットフォームエンジニアリング
第3部 ITロックインからITエンパワーに移行しDXを推進
第8章 なぜ企業内プラットフォームなのか
第9章 企業内プラットフォームへの取り組み方
第10章 ITでエンパワーする
第11章 未来に向けたプラットフォーム思考
-
- 電子書籍
- 【デジタル限定】紫藤るい写真集 Gテレ…
-
- 電子書籍
- 君にホールド・アップ!(1)
-
- 電子書籍
- 速水社長は今日も好きって言わせたい【マ…
-
- 電子書籍
- 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~【…
-
- 電子書籍
- 【フルカラー】お人形さん17 COMI…