内容説明
ミステリー小説好きが集まり、酒を手に熱い議論をかわす占魚亭なるバーで、某推理作家が自作を語り始めた。それはクルーズ船内で起きた凄惨な連続殺人だったが……鮎川哲也邸から発掘された雑誌未発表の表題作の他、推理文壇に本格の旗手としての地位を確立した著者の充実期の作品十二編。光文社文庫未収録のレアな作品を年代順に編集した好評シリーズ第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だるま
12
『絵のない絵本』に続く光文社文庫未収録の短編集。年代的には1966年から1969年の作品であり、著者は40代後半だからバリバリ執筆していた頃だろう。それでも全て未収録作だから、シリーズ探偵は出ないし傑作揃いとは言い難い。鮎川さんファンの私でも、ちょっと首を傾げたくなる作品もあった。表題作は雑誌未発表で、更に今までどこにも収録されていない貴重な短編だったが、読んだら未発表も納得の出来だった。同世代の作家では本格ミステリ愛を一番感じるが、鮎川作品、特に短編は傑作選、名作集の関連を読んでいれば充分な気がする。2025/04/05
kanamori
1
☆☆☆2025/06/04
コマンドー者
1
光文社文庫未収録短編を集めたシリーズ2作目。あくまで光文社のみ未収録なので、他の出版社で既に読んだ作品もあった。傑作選ではなくあくまでレア作品を集めたという趣旨なので、出来はまあそこそこどまりの倒叙スタイルの作品が集まっている感じ。表題作のみ本当の初公開作品なので目玉だろう。2025/02/11
-
- 電子書籍
- ビデオサロン 2025年4月号
-
- 電子書籍
- WORST外伝 グリコ 28 少年チャ…
-
- 電子書籍
- ナニワ金融道 203発目【タテヨミ】 …
-
- 電子書籍
- ワイングラスの向こうに【分冊】 3巻 …
-
- 電子書籍
- 一撃伝 (5)