光文社文庫<br> 夜の挽歌~鮎川哲也短編クロニクル1969~1976~

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光文社文庫
夜の挽歌~鮎川哲也短編クロニクル1969~1976~

  • 著者名:鮎川哲也【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 光文社(2024/06発売)
  • 夏の総決算!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍(~8/31)
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  • ISBN:9784334103453

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内容説明

『黒いトランク』や『りら荘事件』等の名作長編を遺した推理界の巨匠には「三番館」シリーズをはじめとした本格短編も数多い。本書は光文社文庫未収録のレアな作品を年代順にコレクション。テレビ局の敏腕プロデューサーをめぐる女優同士の恋のトラブルが悲劇を呼ぶ倒叙物の表題作のほか、アリバイ崩しや密室物などヴァラエティにとんだ15編を収めた傑作集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

88
鮎川さんのどのシリーズにも属さない短篇が15収められています。今の時代からすると、感覚的に古いと感じるかもしれませんが、その時代の特徴をよくとらえられているという気がします。音楽関連の作品も結構あったのですね。表題作や「皮肉な運命」などは、作家の好みが現われている気がしました。ただ全体的には、ここにある短篇よりも長編の方がミステリー好みとしてはいいものが多いと思いました。2024/09/01

geshi

24
昭和の時代を感じる推理短編集。没後20年経った作家の文庫未収録作品に面白いの残ってるわけないのが世の常識。『西南西に進路をとれ』トリックの肝は割れやすいが最後の証拠隠滅の刺し筋は現実味あって良かった。『ポルノ作家殺人事件』犯人のアリバイを強固にするものが逆に犯人を追い詰める証拠となる、古畑のアレを思い起こした。『地階ボイラー室』現代では通じないものの人間消失の謎が先入観を取り払うことで解かれる鮮やかさは感じる。『尾のないねずみ』偶然の失敗は納得しかねるが鼠を犯人の姿と重ねるオチは好み。2024/06/25

だるま

12
鮎川氏の短編で、光文社文庫未収録の作品を年代別に纏めたクロニクル。全3巻で、この巻は一番最近の作品集。といっても1969〜1976年の物なので、そこそこ古い😅。おまけに今までの光文社文庫から外れた作品なのだから、全体的な出来は推して知るべし。ファン以外は高評価しないだろうなあ。『ポルノ作家殺人事件』なんて、推理クイズの域としか思えない。やはり氏の傑作短編は、創元推理文庫の2冊『五つの時計』と『下り“はつかり”』が代表だろう。でもまあ、本作も倒叙物を中心にアリバイ崩しや犯人当てもあり、読む価値は有りです。2025/04/20

西

4
自分はときおり鮎川哲也文体を読まないといけない脳になっていると思う2024/11/17

コマンドー者

2
光文社文庫の短編集に未収録の推理短編を集めた作品。倒叙ものが多く、シンプルな構成だが、安定した出来でさすが鮎川氏である。2024/12/14

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