岩波文庫<br> 人類歴史哲学考 (四)

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岩波文庫
人類歴史哲学考 (四)

  • ISBN:9784003860359

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内容説明

第四分冊には,第三部第十四巻―第四部第十七巻を収録.古代ローマの文化や盛衰,ゲルマン諸民族などヨーロッパの諸民族の動きとキリスト教の誕生および伝播を概観.人類史におけるフマニテートの意味を再考するとともに,古代ローマ後のヨーロッパ史への展望を示す.(全五冊)

目次

凡 例
第三部(承前)
第十四巻
一 エトルリア人とラテン人
二 統治国家および軍事組織としてのローマの制度
三 ローマ人による征服
四 ローマの没落
五 ローマ人の性格,学問,技術
六 ローマの運命と歴史についての一般的考察
第十五巻
一 フマニテートは人間本性の目的であり,神は人類にこの目的をもって人類固有の運命を委ねた
二 自然において破壊を行うすべての力は,時の経過とともに,維持する諸力に従属するのみならず,自らも最後には全体の完成に役立たざるをえない
三 人類は文化の多様な段階をその多様な変化の中で通り抜けるように定められている.しかし人類の幸福が持続する状態は,本質的には理性と公正にのみ基づいている
四 理性も公正もそれぞれに内在する本性の諸法則に従って,時代の経過とともに人類のもとでさらに多くの場所を獲得し,いっそう持続するフマニテートを促進しなければ
ならない
五 人間の運命においては賢い慈悲が支配している.それゆえこの慈悲の助言に従って活動することほど美しい品位と持続的で純粋な幸福はない
第四部
第十六巻
一 バスク人,ゲール人,キムリ人
二 フィン人,レット人,プロイセン人
三 ゲルマン諸民族
四 スラヴ諸民族
五 ヨーロッパにおける外来民族
六 一般的考察と結論
第十七巻
一 キリスト教の起源とそこに内在した原理
二 東方諸国におけるキリスト教の伝播
三 ギリシア諸国におけるキリスト教の進展
四 ラテン属州におけるキリスト教の進展
訳 注
解 説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

加納恭史

13
暑いお盆に雨竜沼湿原を目指したが、厳しい山岳コースなので、白い滝のところから引き帰す。年齢的にも限界かな。さて、ヘルダーの書物に魅了されてとうとうこの四巻に至る。いよいよローマの歴史考察に入る。日本では塩野七生の「ローマ人の物語」が有名。この本の最初は第十四巻の第一章、エトルリア人を最初に語る。エトルリア人はローマに種々の文化上の技術を伝えた。ローマに最大の影響を与えたギリシャの次に来る。第二章ではローマの元老院について考察する。またローマは最高位の元老院も最下位の成員まで兵士であり、軍事国家だった。2024/08/17

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