内容説明
「命の期限は2週間!?」
進行性の難病、FJAP(家族性若年型アミロイドーシス)の特効薬を開発した創薬ベンチャー・フラーリン。社長の國広は、小学生の息子がFJAPを患っており、会話もままならかったが特効薬が効き、退院も間近だ。しかし大手製薬会社3社から、特効薬の特許権侵害を理由に、製造中止を求める警告書が届く。國広は弁理士・大鳳未来に頼るが、罠にはまり……。奔走する未来は、大企業が零細企業に目をつけたことに疑問を覚えて――。『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家最新刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
33
またまたはらはらした!今回は人の命が関わる薬に関するお話。契約してるからって、製造してる工場の人の対応が塩すぎてはらはら。今回の敵のやり方は非道だ。自分の実績のために、難病の患者の命を犠牲にしようとした。しかも難病を研究する医学の教授が!黒崎がそこまで研究室に固執するのはなんでだろと思ったら、そんな爆弾が隠れていた。ほんと光太が退院できてよかった。篠原製薬が薬作ってくれててよかった。未来たちの過去のお話、そのうち読めるのかしらね。2025/05/29
よっち
24
難病FJAPの特効薬を開発した創薬ベンチャーの元に届いた、大手製薬会社3社から特効薬の特許権侵害を理由に製造中止を求める警告書。社長の國広は弁理士・大鳳未来に頼る第3弾。なぜ患者数も多くない零細ベンチャーの特効薬に特許侵害の警告書が届いたのか。未来の策は裏目に出てしまい、さらに窮地に陥ってしまう展開で、薬を与えられず患者の難病の悪化してしまう期限が刻一刻と迫る中、意外な共通点として浮かび上がってくるメディカルドクター黒崎の因縁があって、執念で活路を見出して真相にたどり着いてみせた未来の執念は流石でしたね。2024/11/12
えみちゃん
22
密かに気に入っている弁理士・大鳳未来シリーズ第3弾です。私としたことが危うく見落とすところでした。^^;💦笑っ。さてっ、今回は進行性の難病・FJAPの特効薬を開発したベンチャー企業に大手製薬会社3社から特許侵害を理由に特効薬の製造中止を求める警告文が届きます。その窮地を救うべく未来は奔走することになるのですが・・。難病とはいうものの罹患している患者数が少ない薬に対して大手3社が同時に特許侵害を訴えるなんてものすごい違和感。にわか仕込みの薬学知識を基に抜け道を探す未来の執念はあいかわらずすごい。起死回生の2024/10/16
TAKA
19
絶体絶命のピンチをひっくり返す未来のかっこ良さが魅力的なシリーズの最新作。相手とどう戦っていくのかワクワクしながら読み進めた。けど、今作はラストが強引過ぎる気がする。悪くはないんだけど、これまでの作品に比べるともう少しって感じがする。でもまた次も期待して待ちたいシリーズではある。2024/10/13
達ちゃん
18
シリーズ3作目は、医療に関する特許の話でしたが、なかなか興味をそそられました。他の分野の話も読んでみたいです。2025/04/12
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