魔術師は市場でよみがえる―タイガー・マネジメントの興亡

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492731956
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C3033

内容説明

本書は「どんな犠牲を払ってでも勝つ」という途方もない意欲と意志を持った1人のファンドマネジャーが、どのような決断、投資戦略、金融スキルおよびビジョンによって、世界最大級のヘッジファンドを構築したのかに関するストーリーである。その彼もあるとき過ち、ファンドは市場の巨大な荒波に抗しきれず、2000年に閉鎖された。しかしヘッジファンド業界では、今もなお彼の存在を感じざるを得ないのである。

目次

一度投資家だった人は永遠に投資家である
金属で財をなす
負けず嫌いの少年
ウォール街の南部人
タイガーが見つけた新たな狩り場
タイガー、吠える
一九八七年のブラックマンデー
新たな時代の夜明け
マスコミとの確執
絶頂と転落
タイガーの解剖
タイガーの子供たち
タイガーの教訓―ヘッジファンド業界は何を学んだか
ノーブレス・オブリージュ

著者等紹介

ストラックマン,ダニエル・A.[ストラックマン,ダニエルA.][Strachman,Daniel A.]
A&Cマネジメントのマネジング・ディレクターである。同社はニューヨークに本社を置く資産運用会社で、個人投資家および機関投資家向けに資産運用サービスを提供している。彼は長期投資のメリットを強調する2カ月ごとのニュースレター『ザ・ストラックマン・レポート』の編集人でもある。過去10年間、商品開発、マーケティング、およびセールスなどを含め、資産運用業界のさまざまな側面に焦点を当てながら、ウォール街で仕事をしている。『ニューヨーク・ポスト』や『フィナンシャル・タイムズ』などの刊行物に、投資運用や戦略に関する多数の記事を寄稿している

田村勝省[タムラカツヨシ]
1949年生まれ。東京銀行(現東京三菱銀行)に入行後、調査部、ロンドンおよびニューヨーク支店等の勤務を経て、関東学園大学経済学部教授。東京外国語大学英米語学科および東京都立大学経済学部卒業。専門は国際金融論
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naz

1
かつてヘッジファンド「タイガーマネジメント」を率いたジュリアン・ロバートソンの伝記。彼の投資法はバリュー投資にロングショート戦略を組み合わせたシンプルなもの。読んでいてショートの重要性と徹底的なリサーチの重要性を再確認した。2009/05/19

葵堂

0
巨大ヘッジファンドの創始者及び、そのファンドの誕生から解散、その後について記した作。かなり淡々と情報を構築しつつ、ヘッジファンドの手法や、当時の相場環境などについても描かれている良作。煽り的に空売り特化のファンドかのような印象を受けるが、読んでみるとそうでもなかった。個人投資家が学べる点も非常に多い。2015/07/20

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