内容説明
江戸の出張料理! 美味しいシリーズ第二弾
教養高いが世間知らずのおばあさまと、
料理のセンス抜群だが内気な16歳の孫娘・佐菜。
老舗帯屋「三益屋」の倒産と共に世の荒波に放り出された
箱入りコンビが、「出張料理」を仕事に奮闘する大好評シリーズ第二巻。
出張料理人としてなんとか滑り出した佐菜が今回頼まれたのは、
山形・米沢から江戸に出てきた一家の御飯づくり。
だし(夏野菜を刻んだ漬物を入れる)や鯉のうま煮を所望されたが――
故郷の味が人をどれだけ元気にするのかを
知る佐菜は、一方で、4歳の弟の様子が心配でたまらない。
おばあさまがお能「菊慈童」からヒントを得て救ってくれるか?
フードライターとして全国の美味しいモノを知る
著者が満を持して送る、
<美味しいモノ × 教養 × ほっこり時代小説>
5つの美味しいストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
91
シリーズ第2弾です。前作にて主要な登場人物は大体かたまったので、本作はすいすいと読んでいけました。前作と比べるとだいぶテンポが良くなっているかなと。前作では大半の登場人物が少し地味だった気がしますが、本作では主要なキャストはだいぶキャラが安定してきてます。料理人「佐菜」と博識な「おばあさん」さんのコンビは絶妙で、本作でも「おばあさん」は相変わらずの厳しさでした(>_<)。それでもちゃんと主人公「佐菜」はかなり成長していますね。周りのメンバーにも恵まれ、これからの展開もますます楽しみなシリーズとなりますね。2025/03/27
タイ子
87
おでかけ料理人の佐菜の元にぼちぼちながら出張料理の仕事も入ってきた。普通、料理人は魚の下ごしらえから入って焼き、煮物料理になるんだけど、佐菜に限って魚の下ごしらえが苦手という、この辺りはかつてはお嬢様だったんだなって思わせる。佐菜の義母にあたるお鹿が作る唐辛子が人気が出て商売繁盛は良かったが、縁を切ったはずのお兄さんが病でお鹿が面倒を見るハメに。お鹿の息子の市松に見えるみっちゃんという名の女の子。子供ながらに胸に抱える寂しさが切ない。鯉のうま煮、穴子すし、分厚いかき揚げ、栗ご飯、どれも美味しそう!2024/08/24
はにこ
63
おでかけ料理人第二弾。強情なご隠居さんのかき揚げ。おいしそうだったな。人は、誰かに頼りにされたりすると生きがいを感じるものだよね。祖母とは仲たがいしたままだろうけど、たまに気にかけてあげてほしいね。お鹿、生活が大変そうだけど、息子が連れていかれちゃう・・・。とうとうリクさんの出番だね。2026/04/21
猿吉君
56
おでかけ料理人2作目、今回は海老のかき揚げが物語も楽しくお料理も美味しそうでした。①佐菜さんの周りの人達にも少しずつ変化があるのは良いのですがほっこりだけじゃなくて悲しい事もあったりしてはらはらします。②子供二人はたくましく育ってほしいです。③恋愛要素はもっとあってもいいかも。点数80/100→とにかくわさび入り七味唐辛子が欲しくなります、サクッと読めるので通勤本として次作も読みます。2025/11/24
ひさか
43
2024年8月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。鯉のうま煮とだし、穴子すし、ねぎと桜えびのかき揚げ、二八そば、菊づくしと栗ごはん、の5つの連作短編。義理の母お鹿と弟の市松を気にかける佐菜が健気だ。佐菜の祖母が力を貸してくれるところが、楽しい。2024/10/01
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- 夜は満ちる 新潮文庫




