内容説明
おいしくて少しほろ苦い、大好評シリーズ!
教養高く美しいが、世間知らずのおばあさまと、
料理のセンス抜群だが内気な17歳の孫娘・佐菜。
世の荒波に放り出されたコンビが、
「出張料理」を仕事に奮闘する、大好評シリーズ。
れんこんの料理で知り合った落語家の与太郎が、兄弟子・二つ目の椿亭八作のことで訪ねてくる。
落語は中途半端でうだつが上がらない、しかも片思い中という八作を誘い、川遊びに行くので
弁当を作ってほしいという。佐菜は早速、八作の落語を聞きにいってみる。
亡くなった姑が作っていたふき味噌の味を再現させたい、と願う若おかみのために奮闘したり、
専太郎と友人たちを喜ばせようと「地獄飯」の品書きをあれこれ考えたり。
忙しくも充実した日々を送る佐菜だが、ある時おばあさまが体調を崩して寝込み、
またかつての友人たちが華やかな娘時代を過ごすのを目の当たりにし、
心細さと不安を感じつつ、落ち込むことも――。
人生の転換点を迎えた佐菜を、ますます応援したくなる、待望の第5巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
86
『おでかけ料理人』シリーズも気がつけば第5弾に。「佐菜」は回を重ねるごとに着実に成長しています。支えである「おばあさま」との距離感もほどよく、「おばあさま」は「佐菜」のこれからのコトもしっかりと見据えており、さすがです。幼なじみ「拓馬」の登場が何やらこれまでの展開とはちょっと違った雰囲気になりつつありますが、「新吉」もうかうかしてられませんね。本作の見せ場は「おかね」さんがとても胸にしみるコトをお話してくれる場面かなと。温かいメンバーに囲まれて、サポートもしっかり受けれる「佐菜」は本当に幸せモノですね。2026/03/21
タイ子
84
シリーズ第5弾。おでかけ料理人の佐菜。落語の師匠に作るお味噌汁。簡単なようで奥深い味。菜の花の白和え、握り飯、芋の煮っころがし。落語の噺も入りなんだか賑やかな春の物語。糸問屋の大店からふき味噌を作って欲しいとの依頼。亡き姑の味にして欲しいとの事。悩んだ挙句見つけた隠し味。作り方と材料は明確に残しておくものですね。怖い話もの大好きな専太郎がともだちを集めて地獄飯。地獄絵図を眺めながら一風変わった食事会。佐菜もお年頃、恋バナの一つもと思えばどこかの誰かの嫉妬に迷惑。これからどうなるのかな。2026/02/14
nyanco
30
シリーズも第5巻 佐菜ちゃんのすっかり料理人の仕事が板につきましたね。 第一話・お味噌汁の話 「御御御付」のワードが好き なかなか自分の噺が出来ない若手噺家さんの淡い恋の話 良かったです。 料理をするだけでなく、天ぷらの揚げ方などコツを教えるお料理教室のような仕事も増え、順調になってきました。 一方、おばあさまは大福帳指南的なお仕事が出来たのですが、体調不良が気になります。 煮売り屋にゴミを捨てられたいやがらせ、拓馬さんとの仲を心配されたりと、佐菜ちゃんもお年頃、恋の話もそろそろ出てくるかな。2026/03/10
ひさか
27
2026年2月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ5作目。味噌汁は平凡だけどそれがいい、姑との約束ほろ苦いふき味噌、地獄めぐりの怖い飯、絵師と猫さまと握り飯、六条御息所とえび天、の5つの連作短編。安定というか代わり映えのしない展開が続き、少したいくつでした。次回を楽しみにします。2026/04/30
蒼
21
「あんたは一人じゃ無いんだよ、頼って良いんだよ」お祖母様が体調不良になって、先々の事が不安になった佐菜に煮売屋のおかねがかけた言葉に涙が滲む。かつかつで暮らしながら助け合う人達の人情がきっと佐菜を支えてくれるんだろうな。専太郎坊ちゃんの為の地獄飯は楽しかったなぁ。どっかの居酒屋さんで出してくれたら食べに行っちゃうかもしれないと思いましたよ。2026/06/18
-
- 電子書籍
- 私はあなたの癒しの道具ではありません~…




