文春文庫<br> おでかけ料理人 おいしいもので心をひらく

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文春文庫
おでかけ料理人 おいしいもので心をひらく

  • 著者名:中島久枝【著】
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2025/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167923327

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内容説明

意地の張り合いは、出張料理が解決!

教養高いが世間知らずのおばあさまと、
料理のセンス抜群だが内気な16歳の孫娘。
実家の老舗帯屋「三益屋」の倒産と共に世の荒波に放り出されたコンビが、
「出張料理」に奮闘する! 
ほっこり美味しい書下ろしシリーズ第三弾!

「れんこんの料理をお願いします」三人の若者からの真剣な頼みを
引き受けた佐菜。ところがそれは、郷里から訪ねてくる父親を騙す
ためと知ったおばあさまに大反対される。
酢ばす、芝えびの蓮根はさみ揚げ、そして…
心をこめた料理が人を繋ぎ、出張料理を通して
佐菜も大きく成長する――

<目次>

第一話 かすていら は甘い薬
第二話 女たちの軍し やも鶏鍋
第三話 さばの船せん場ば汁と南蛮漬け
第四話 お見通し、れんこんはさみ揚げ
第五話 心によく効く七味唐辛子

フードライターとして経験豊富な著者による
出張料理 × お助けほっこりメニュー × 知恵と教養でためになる
人気ストーリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

100
シリーズ第3弾。おでかけ料理人こと「佐菜」もかなり成長してます。おばあさんとの関係性、距離感がなんともな感じに。おばあさん、キモチはわかるのですがやはり過去は過去であり、人は人なのであまり自分の思いは強くぶつけてほしくはないかもしれませんね。そんなおばあさんにしっかりと'自分'を主張する「佐菜」の姿に親目線レベルでちょっと感動しちゃいました。相変わらずイヤなヤツが出てこないから安心して読める作品ですね。本作に出てくるオトナ達は適当、自由そうで意外とそうでもないトコが印象的です。さて、これからも期待ですね。2025/04/11

タイ子

78
シリーズ第3弾。佐菜の料理人としての腕はめっきり上達。褒められるとどんどん腕が上がるのでそれもあるかな。訪れた先でかすていらの焼き方を教わって一口づつだけど、みんなで分け合って食べる美味しさは格別。女性ばかりで囲む「軍鶏鍋」。鶏をさばくのをどうするのかと思いきや、そこは鶏屋さんにおまかせでした。おばあさまが勉強を教えている市松と正吉。市松は心からの笑いがなくなり、正吉は落ち着きがない。大人の都合だけで子供の繊細な心はほどけない。でも、正吉はホンゾー先生に出会えて良かった。作る喜び、食べる幸せ。2025/04/12

あっちゃん

30
今回はちょっと佐菜の成長が見えた巻!アノおばあさまに自分を通すのはなかなか(笑)これからの成長が楽しみ( ̄ー ̄)2025/06/20

むつこ

28
シリーズ3作目。着実に実力をつけていく主人公・佐菜。今作は5つのお話、かすてらはどれだけの大きさでみんなに渡ったのだろう、とか、さばの船場汁を飲んでみたくなった。それでも一番印象に残ったのは軍鶏鍋の話。商売の正念場ってこういうことだろうなと佐菜と同じように感じた。いつもなんで若いのにいろいろと作れるのだろうと不思議な気持ちで読むけれど、慣れてきたかも。2025/07/16

アリス

22
シリーズ③ 最後までほんわか読めた。2025/03/12

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