内容説明
江戸の長屋で“縁切り屋”を営むお糸は、客の相談に乗り、相応しい縁切り状を認めている。この商売をするうち、お糸は縁切り状を受け取った者に関わる生霊が視えることに気づく。男女や親子、商売の問題など、縁を切りたい者と切られる者の複雑な心情に生霊の力を借りて寄り添っていくが……。みんなの駆け込み寺に成長したお糸が、自分を捨てた母の秘密を知って選んだ新たな道とは!? 温かで個性豊かな長屋の面々との別れの時、大人気の青春時代小説、怒濤のシリーズ最終巻!
目次
第一章 熊蔵
第二章 藤吉
第三章 まじない
第四章 あの世の友
第五章 忘れな草
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
み
17
シリーズ完結。奈々さん一家が長屋を離れると淋しいですね。解説にもありますが、お糸さんの3年後が、確かに読みたい。2024/07/19
陽ちゃん
7
シリーズ5作目で最終巻。主要メンバーがそれぞれ次のステップへ旅立っていく巻でした。お奈々親子たちとの別れもありますが、前向きな明るいお別れっていいですね。お糸自身も、母親のことを知るために動き、母の想いを知って生霊が視える力はなくなりましたが、それも含めてこれからのことを考えているようですし。それにしても、3年後のお糸たちの様子も知りたいです。2024/07/10
kupukupu
4
シリーズ5作目。まだまだ続くものと思っていたのに今作が最終巻と知り驚きました。短編全5話ですが、どれも読み応え有りました。変わらないものなど無く、前に向かって進まなくてはいけない。いつもの場所が心地良くて変化を恐れる今の自分に言われているようでした。2024/09/24
あずとも
4
シリーズ最終巻。タイトル通り個性豊かな長屋の面々との別れや自分を捨てた実母の思いも知る。縁切り屋という仕事を通して何よりも縁を大切にした糸の自立した姿。銀太と約束した3年後の様子も是非とも読んでみたい。2024/05/22
Suzu
1
お江戸縁切り帖シリーズ第5弾。完結編。熊助と美和。やっぱりねといった感じ。熊蔵なんか奴らにくれてやって良かったんだよ。お糸を捨てた母の事情とその最期。お奈々一家の引越。銀太とイネ。すべて収まるところに収まってめでたしめでたし。3年後が気になる。続編ないのかな。2026/04/29
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