集英社文庫<br> 幼なじみ お江戸縁切り帖

個数:1
紙書籍版価格
¥704
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

集英社文庫
幼なじみ お江戸縁切り帖

  • 著者名:泉ゆたか【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 集英社(2021/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087442915

ファイル: /

内容説明

江戸・湯島で縁切り状の代書をする「縁切り屋」を営んでいるお糸。人の別れがもたらすのは悲しみだけではないとわかり始めたが、稼業への違和感は未だ消えずにいた。絵の師匠と弟子、横暴な口入れ屋と若い衆、姑寄りの夫とその妻、自刃ばかりする娘と振り回される友、なさぬ仲の男女など様々な別離に心は乱れて――。幼なじみや糸に思いを寄せる者も登場し、ますます目が離せない青春時代小説。

目次

第一章 カラス
第二章 かんざし
第三章 はちまき
第四章 剃刀
第五章 かまぼこ板

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

59
花村萬月さんの大絶賛解説付き。ほんの少しファンタジーもあり猫も登場する楽しいシリーズ。花村先生程読解力のない私にはお糸さんの透明感がいま一つ伝わらないけど、でも可愛い女の人だから私としてはそれで良しとしよう。幼いころのトラウマが強烈なマザコン男を作ってしまったんだろうか、藤吉さんの今後に期待(猫ばかのままでもいいですし)2023/10/01

ごへいもち

13
奈々が好きになれなくて、このシリーズはもういいや2023/10/20

うぇい

8
 シリーズ物の2作目から読んでしまいました。 自分には縁を切られた者の心の残った生霊が現われるという設定が解り難い様に感じた。それ以外は結構良かった。   德川300年の太平の世でも、庶民は相次ぐ大火があってお救い小屋が置かれたりして、が背中合わせだったのかもって思ったりしました。  文庫の解説が花村萬月さんなんのはビックリでした。受賞された新人賞の選考委員っだったみたいですね。泉ゆたかさんって女性なんですんね。先日ラジオの書評コーナー泉さんがで取り上げられているの聴きました。注目され始めているのかな。2023/11/23

陽ちゃん

7
シリーズ2作目。代書屋で生計を立てているお糸ですが、長屋の隣に住む少女お奈々の宣伝もあって「縁切り屋」としても売出中。前向きな縁切りはいいけど、どろどろした縁切りは後味が悪いですね。お寺で養われていた時の兄貴分だった藤吉(実は大人になりきれていない子供)が越してきて一段と賑やかになった長屋生活も楽しそうです。2021/12/06

yamakujira

7
江戸の長屋にひとり暮らしする糸は17歳の未婚女性で、写本を生業にしながら、縁切状を代筆する縁切り屋でもあり、縁切状をしたためた糸のもとには縁を切られた者にまつわる生霊ならぬ怪異が現れる。師匠と絶縁したい弟子は糸が見たカラスによって傲慢な自分を悔い、姑を嫌う若妻は糸が見たかんざしによって夫の優しさを理解するなど、5話の縁切り話は、糸の能力も中途半端だし、改心や決心が唐突で薄っぺらいし、今ひとつだった。シリーズ2作目だったけれど、とくに困ることなく読めたことで、1作目はいいかな。 (★★★☆☆)2021/09/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18403671
  • ご注意事項