講談社選書メチエ<br> 地中海世界の歴史3 白熱する人間たちの都市 エーゲ海とギリシアの文明

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講談社選書メチエ
地中海世界の歴史3 白熱する人間たちの都市 エーゲ海とギリシアの文明

  • 著者名:本村凌二【著】
  • 価格 ¥2,365(本体¥2,150)
  • 講談社(2024/07発売)
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  • ポイント 630pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065364086

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内容説明

「地中海世界」4000年の文明史を、古代ローマ史研究の第一人者が描きつくす全8巻シリーズの第3巻。講談社選書メチエ創刊30周年特別企画。
第3巻のテーマは、エーゲ海とギリシアの文明。「神々の世界」から「人間」が歴史の主役となる、「人間主義の黎明期」である。紀元前3000年頃に始まるエーゲ文明は、前半をミノア文明、後半をミュケナイ文明に代表されるが、前1200年頃、ドーリア人や「海の民」の侵入・襲撃などにより崩壊する。その後の「暗黒時代」を経てアテナイ、スパルタに代表される都市国家(ポリス)が発達し、前5~4世紀に最盛期を迎える。
ギリシア世界は、ギリシア本土だけでなく、小アジア・黒海沿岸から、イタリア半島南部、シチリア島、さらにマルセイユやリビア沿岸へと広がり、各地に植民都市が建設された。それらの都市では、自然科学や哲学が産声をあげ、理性に根ざした芸術や文学とともに、人間は自由で平等であることを自覚するようになり、民主政治をも生み出したのだった。
しかし、その「自由な市民社会」は奴隷制度と表裏一体であり、プラトンやアリストテレスら卓越した知識人さえも、「自然による奴隷」を自明のものとしていた。そこに古代社会の深淵が顔をのぞかせていたのである。

目次
はじめに
第一章 陽光は暗黒を照らす
1 エーゲ海の宮殿文明
2 英雄叙事詩が語る「新しい人間」
3 ポリスの誕生 
第二章 拙き理知の彼方に
1 神々と人間への讃美
2 軍国主義の覇者・スパルタ
3 交易の都市、哲学の都市
4 大国アテナイの僭主と賢人
第三章 熱意と思索の結晶
1 クレイステネスの民主政
2 先進国ペルシアとの戦争
3 下層市民の政治参加と教育論争
4 ペリクレスの黄金時代
5 行動する人々の祝祭
第四章 都市の自由と古代社会の深淵
1 ペロポネソス戦争、二七年の激闘
2 アテナイの哲人たち
3 混迷するギリシア世界
4 「古典期」の女性と社会
5 奴隷と自由人
おわりに

目次

はじめに
第一章 陽光は暗黒を照らす
1 エーゲ海の宮殿文明
2 英雄叙事詩が語る「新しい人間」
3 ポリスの誕生
第二章 拙き理知の彼方に
1 神々と人間への讃美
2 軍国主義の覇者・スパルタ
3 交易の都市、哲学の都市
4 大国アテナイの僭主と賢人
第三章 熱意と思索の結晶
1 クレイステネスの民主政
2 先進国ペルシアとの戦争
3 下層市民の政治参加と教育論争
4 ペリクレスの黄金時代
5 行動する人々の祝祭
第四章 都市の自由と古代社会の深淵
1 ペロポネソス戦争、二七年の激闘
2 アテナイの哲人たち
3 混迷するギリシア世界
4 「古典期」の女性と社会
5 奴隷と自由人
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

93
木村先生による地中海歴史の3作目でギリシャ世界の歴史が述べられています。かなり詳細にポリスや当時先進国であったペルシャとの戦いなどが描かれています。従来読んできた歴史関連書のレベルからより詳しく論じられています。とくに最後の方での18世紀以降のドイツ人がギリシャを愛好していてナチスがスパルタを利用したということが述べられていてそこが新鮮に感じられました。2024/12/24

Nao023

44
名だたる哲人を輩出した古代ギリシャ。その背景を知るに相応しい一冊。なので、これからイリアスを読みます。2026/03/20

まえぞう

25
第3巻はギリシャです。帝国へと発展したローマとは異なりポリスという小さなまとまりを維持したギリシャ。違いは、市民権を広く解放したローマと、制限したギリシャ諸ポリスにあるようですが、何がそうさせたのかについては今一わかりませんでした。結局、混迷するなかで、次巻ではアレクサンダー大王の出現を向かえることになります。2025/01/13

イシカミハサミ

18
地中海の歴史を追う全8冊の3冊目。 神は沈黙し、 人間が謳歌する。 欧州に強くあり、 日本にはもともと希薄だった “自由”という概念の裏面について。 固有名詞が増えるにあたって、 記述がちょっと散漫になってしまっている気がして、 このシリーズの中では今のところいちばん読みにくい巻だった。 政治史もいいけれど、もうちょっと市民生活の様子が知りたい。 服装とか、家とか。2026/04/06

ピオリーヌ

13
ギリシア古典文明は、その深層において、アジアとアフリカの文明に起源をもっているというバナールの『ブラック・アテナ』を紹介し、ギリシアも日本も、言語、宗教およびその他の文化的影響を長期にわたって外部から受け入れながら、外部の文明に決して飲み込まれず、取捨選択を重ねながら立派に土着の独自性を磨き上げてきたのだ、と日本とギリシアの共通点をあげている辺り特に興味深い。2024/09/12

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