ドキュメント 平成政治史 4 安倍「一強」の完成

個数:1
紙書籍版価格
¥2,970
  • 電子書籍
  • Reader

ドキュメント 平成政治史 4 安倍「一強」の完成

  • 著者名:後藤謙次
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 岩波書店(2024/06発売)
  • ポイント 27pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000281799

ファイル: /

内容説明

首相の座に返り咲いた安倍晋三は,政権維持のため,さまざまな策を講じる.小刻みな衆院解散で党内反対派を抑え,一部野党と連携,野党の分断・弱体化を進め,さらに内閣人事局による官僚支配やメディアへの圧力も強めた.こうして強固な体制を築いた安倍は,秘密保護法や安保法制を成立させ,二〇一六年の参院選にも大勝.念願の憲法改正を視界に収めるが….

目次

はじめに
序 章 国政選挙連戦連勝
第一章 チーム安倍始動
1 命運を分けた党首討論
2 前例なきメディア戦略
3 地球儀を俯瞰する外交が始動
第二章 改憲への小手調べ
1 安倍と財務省が火花
2 安保法制懇の再開
3 劇的に変わる「政と官」
4 安倍の背番号は「96」
第三章 安倍一強体制の確立
1 参院選大勝で「ねじれ国会」解消
2 一強を補強した東京五輪招致
3 靖国神社参拝が呼び込んだ日米の溝
4 スキャンダルに沈んだ東京都知事
第四章 憲法解釈の変更
1 集団的自衛権の行使容認に踏み出す
2 展望見えない拉致問題
3 「結論ありき」の解釈改憲
第五章 不意打ち解散
1 「黒田バズーカ」の発動
2 消費増税延期が大義名分
3 高揚感なき「大勝」
第六章 戦後七〇年の大転換
1 日本人殺害袂袒イスラム国の衝撃
2 迷走する普天間飛行場の移設
3 ワシントンでの対米公約
第七章 安保法制の成立
1 憲法学者の逆襲
2 安保論議の中の「戦後七〇年談話」
3 消耗戦の果ての成立
第八章 日韓慰安婦合意
1 維新の党が分裂
2 TPP交渉が大筋合意
3 一気に動いた日韓外交
第九章 伊勢志摩サミットとオバマ広島訪問
1 民進党結成
2 熊本地震で消えた衆参同日選挙
3 再延期された消費税増税
第一〇章 小池旋風
1 東京都知事舛添の退場
2 自民党参院選大勝
3 天皇陛下の退位報道の衝撃
第一一章 総裁任期延長へ
1 二階幹事長で変わる党内力学
2 巨大与党に立ち向かう野党民進党
資料編
天皇陛下ビデオメッセージ全文
オバマ大統領・広島スピーチ
安倍晋三首相・広島所

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

40
2014年に刊行された『平成政治史』全3巻は、第二次安倍内閣が成立した平成24年末までが記された。もちろん、その後も平成は続いたわけで、続刊が待たれていたのだが、令和も5年となった現在、ついに4巻目が刊行された。当然、第二次安倍政権がここでは描かれている。サブタイトルに「安倍「一強」の完成」とあるが、憲政史上最長となる政権がいかに築かれていったかの検証が成されることとなる。官邸主導と呼ばれる構造が「一強」を許したと言えるわけだが、安倍晋三の老獪さは後藤謙次が指摘するように、(つづく)2023/07/26

k5

38
安倍さんはその死が悲劇的すぎて、かつ経済政策で一定以上の成果をあげたことで、すごくいい政権だったんじゃないかと思ってしまうのですが、官僚を人事権で支配したり、お友達人事で閣僚を決めたり、極めつけは検察をコントロールして政権に反対するものを潰したり、とかなり厭な権力の使い方をする政権だったな、と思い出されます。でも政策はたぶん悪くなかったんですよね。政治の評価って難しいです。2025/12/24

バウライオン

5
待望の平成政治史続編である。 第二政権は安倍一強と呼ばれるが、巧みな政権運営や選挙戦略があったからこそだと気づかされた。 高村正彦、菅義偉、麻生太郎、甘利明の4人を中心に政権は回るわけだが、石破包囲網や安保法制の成立など老獪な技がすごいと思わざるえない。 しかし、常に一枚岩だったわけではなく、麻生との消費増税延期の攻防や閣僚の辞任劇などピンチはあった。 選挙に強い安倍が選挙に勝ちそのピンチを超えていく。 安倍と仲が近くない二階俊博の扱いも上手い。 これを読むとそりゃ長期政権になるよねと理由が分かる。 2025/06/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21305494
  • ご注意事項

最近チェックした商品