ハヤカワ文庫SF 三体3 死神永生 上

著者名：劉慈欣【著】/大森望【訳】/光吉さくら【訳】/ワンチャイ【訳】/泊功【訳】

早川書房（2024/06発売）

• ISBN：9784150124496

内容説明

世界的ベストセラー三部作、完結篇！ 〈ローカス賞受賞〉三体世界の太陽系侵略に対抗すべく、侵略艦隊の懐に人類のスパイをひとり送る――奇想天外なこの「階梯計画」を実現に導いたのは、若き航空宇宙エンジニアの【程心／チェン・シン】。計画の鍵を握るのは孤独な男・【雲天明／ユン・ティエンミン】。この二人の関係が宇宙全体の運命を動かすとはまだ誰も知らなかった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[mae.dat]

遂に第3弾目。厚い。ぁっぃょぅ。今回も政治的だったり、歴史書みたいな書き様が少々眠たかったかも。もっと未来のガジェットを用いてガンガン派手にやって欲しいものです。どんなオチが付くのか。下巻では、奇妙な伏線を軽やかに回収される事を願います。3世紀に渡る時間は、社会・文化に変移を齎すのに充分ですけども、それがフェミニンな男性化として顕れるとはｗ。禿頭の方とか淘汰圧に晒されたのかしら。それとも技術的な転換点があったのだろうか。映像化に際しては、俳優さん集めが大変そうですね。ボーイッシュな女優さんが演じるのかな。

2024/07/24

[いたろう]

三部作の第3巻。2巻に続いて、三体艦隊本隊が地球に到着する1巻の400年後の世界に進んでいくのかと思いきや、話は思わぬ展開に。原作と登場人物も展開も幾分異なるNETFLIX版のドラマは、現時点で、シーズン1が終わったところだが、そのシーズン1で、原作にはないNETFLIX版のオリジナルエピソードだと思っていたラストの話が、原作の3巻に出てくるエピソードから来ていたことが分かった。また、NETFLIX版のVRゲームの中に出てくる女性が、この3巻で登場する女性型アンドロイドの智子（ともこ）だったとは。下巻へ。

2024/06/29

[ヒデキ]

最終的な感想は、下巻を読んでからになります 一気な展開でストーリーを追いかけていくのに 精一杯でした。 一番に気になるのが、敵であり征服者である三体人が、 どうもイメージできなかったんです。 これも、下巻でみえてくるかな？ 銀河って怖いな～

2024/08/16

[goro＠the_booby]

2部から間が空いてしまったけど「これまでのあらすじ」を置いてくれてたので助かりました。が面壁作戦の裏で行われていた階梯計画！劉氏のイマジネーションに脱帽。程心と雲天明の愛の物語は世紀を越えて向かい合う。下巻はどう展開するのか。

2025/10/16

[森オサム]

上巻読了。三体三部作三作目。前作である意味決着が付いたのでは？、と思っていましたが、なるほどそうは行かないですねぇ。本作はとにかく思い付いた事をどんどんぶち込んで来た感じで、正直軸が分かり辛く途中まではとっ散らかった印象でした。本性を現した三体文明にえらい目に遭わされていたところ終盤衝撃的な展開！。次巻どうなるんでしょう？、だってタイトルは「三体」ですよ（笑）。やっとここまで来た、ホント長かったので納得出来る結末を期待します。

2025/12/24