内容説明
太陽系に迫る三体世界の巨大艦隊に対抗する最後の希望は、四人の面壁者。人類を救う秘策は智子も覗き見ることができない、彼らの頭の中だけにある。面壁者のひとり、羅輯が考え出した起死回生の“呪文”とは？ 一方、かつて宇宙軍創設に関わった章北海もある決意を胸に三体世界に立ち向かう最新鋭の宇宙戦艦に乗り組んでいた。全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたベストセラー『三体』衝撃の第二部。解説／陸秋槎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
200年後人工冬眠から蘇生した羅輯。かつて自分の警護を担当していた史強と再会し、激変した未来社会に驚嘆する一方2000隻余から成る太陽系艦隊にいよいよ出撃の時が近づく第2弾下巻。次々と亡くなってゆく黄金世代の人々、激変した未来社会と人類が作り上げた太陽系艦隊、地球に接近する三体世界の探索機水滴。冬眠後の悲惨な時代を乗り越え、自信を取り戻した人類の希望が木端微塵に打ち砕かれる展開、そして猜疑連鎖や宇宙文明の公理、黒暗森林理論に気づいた羅輯によって導かれてゆく結末はなかなか壮絶でしたね。第3部も期待してます。2024/04/29
芹沢べん
5
面白くてもう下巻も読み終えてしまった。 コールドスリープで時代がかなり飛び、宇宙戦艦やら技術的に進歩した人類などにテンションがあがったり、「水滴」のシーンのインパクトがあったりと、とてつもないスケールでノンストップでした。上巻でルオジーの送った「呪文」とタイトルの「黒暗森林」の意味が分かったときのすべてがつながった感じが気持ちが良い、しかし一歩遅かったか…とおもったらまさかの結末にさらに驚きました。 いや～凄いな 意外と今作で丸く収まったかと思ったけどⅢが残っていますがはたしてどうなるのか…楽しみです。2024/04/29
瀬々
2
心底面白かった…と余韻に浸りました。そして羅輯のことがもっと好きになってしまいました。史強もたまらない魅力があります。章北海も惹きつけられます。ストーリーが本当に面白いのに、登場人物も最高で、そりゃあ夢中になって読むしかないな！という感じです。3部もとても楽しみです。2024/04/27
Tanabata
2
通勤時間がもっと長ければいいのにと思うくらい夢中になって聴いた☺︎（Audible） なるほどこの展開だと人類以外はビジュアル化しなくてもイケるね！ものすごく攻撃や破壊や殺戮を繰り返した挙句なんともハッピーに収まったので驚いた。でも、Ⅲがあるんだ…不安…2024/04/22
Fe2O3
2
最後そう来たか。。。 最後の大どんでん返しは、正直、予想外だった。 しかし分量が凄い。描写を端折らないとしょうがないとは思うが、途中、読み飛ばしたくなるのは自分だけか？しかし、それも鮮やかな伏線回収のためと思えば納得か。※時折出てくる「基幹部品は2倍の助長性しかなかった」などの描写が個人的には凄く好きw2024/04/20
