ハヤカワ文庫SF<br> 三体

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ハヤカワ文庫SF
三体

  • ISBN:9784150124342

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内容説明

物理学者の父親を文化大革命で惨殺された科学者・葉文潔。彼女の絶望がすべての始まりだった……。Netflix版ドラマ3月配信決定。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

302
ずっと愉しみにしていた文庫化。遂に( ¨̮ )。いや、ハードSFからのスペースオペラに繋がるものと予想していたよね。そんな積りで読んでいて、17章(真ん中辺)『三体 ニュートン、ジョン・フォン・ノイマン、始皇帝、三恒星直列』ですよ。急転直下の馬鹿設定。いや、好きだわー♡。この章のエッセンスだけ取り出しての短篇化でもokかも。先ずねクロックが気になるよね。これで全加算器とか再現してくれたら、コンピュータ内部の演算の一部がご理解頂けるのかも。そしてね、ムーアの法則が成り立つのかが最大の焦点になりますね。2024/03/01

yukaring

131
宇宙との交信や人類の運命を壮大なスケールで描くSF大作。かなりのハードSFで最初は苦労したが、訳のわかり易さとテンポの良さで段々とこの世界に入り込めた。中国の文化大革命で科学者である父を惨殺された葉文潔。自らも科学者となった彼女が勤める軍事基地では人類の運命に関わるプロジェクトが進行していた…人類に絶望した彼女が宇宙に放ったメッセージとは?また謎の連続自殺事件を追って学術団体に潜入した研究者・汪淼。彼が導かれたVRゲーム『三体』の意味するものとは?様々な謎が明らかになり地球の明暗へ繋がる様はまさに圧巻。2024/03/19

納間田 圭

129
繰り返される人類の愚行に…警告を鳴らす中国版SF大作。宇宙は生命に満ちている。人類の道徳を正すには…もう人類以外の力を借りるしかない。人類に愛想を尽かした科学者が… 太陽を増幅装置にして異星に助けを求めてシグナルを送ってしまう。それは地球文明が何光年も広がる地球外文明に向かってはじめて発した…叫び声だった。届いたのは…三つの恒星を持つ星”三体”。この”三体”の桁外れの様相や、驚愕の仕組みについては…読んで知って感じてもらうしかない。確定しているのは、三体星人艦隊の地球到着は…450年後。さぁ…どうしよう?2024/06/02

Kano Ts

89
文庫化したのを機に読みました。噂に違わぬ面白さ!意外と難しいSF要素もあるんですが、ここまで多くの人が楽しめていることに驚きました。SFって受け入れられる土壌は実はあるのかな。難しいと思った化学に関する場所は飛ばし読みでいいと思います。知人は「ラストまでがつまらなかったが、最後は最高だった。」といってました。ですが個人的には中盤が一番盛り上がったように感じました笑。とにかく要素てんこもりのエンタメSFだと思います。2024/03/14

いたろう

81
NETFLIX版のドラマを観て、やはりこれは原作を読まねばと、ようやく手に取った。NETFLIX版は、原作小説とは違っているとは聞いていたが、確かに、登場人物からして結構変わっていた。それでも、ドラマはドラマで、なかなか見応えがあり、特に、三体のVRゲームを映像で観られたのは良かった。これが、「三体」を映像で観ることの醍醐味なのかもしれない。原作小説を読んで分かったのは、小説が売れたから続編を書いたのではなく、最初から、1作では終わらないつもりだったということ。本作だけではまだまだ話半ば。続編も読みたい。2024/05/06

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