現代短歌パスポート3 おかえりはタックル号

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現代短歌パスポート3 おかえりはタックル号

  • ISBN:9784863856226

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内容説明

大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、最新刊!

木下龍也 菅原百合絵 上坂あゆ美 山階基 服部真里子 山下翔 山川藍 川村有史 青松輝 橋爪志保


【収録作品】
服部真里子「すべての雪に新しい名を」
木下龍也「ひとりひとりぐらぐらしし」
橋爪志保「願いごと」
川村有史「植樹」
菅原百合絵「海を見る顔」
山川藍「ずっと家にいる 2023」
山下翔「ほんたうかなあ」
山階基「髪は煤ける」
上坂あゆ美「おしまいまで行く」
青松輝「別れの歌」

【著者】
服部真里子
1987年横浜生まれ。第一歌集『行け広野へと』(2014年、本阿弥書店)にて、第21回日本歌人クラブ新人賞、第59回現代歌人協会賞。第二歌集『遠くの敵や硝子を』(2018年、書肆侃侃房)。

木下龍也
1988年山口県生まれ。歌集は『つむじ風、ここにあります』『きみを嫌いな奴はクズだよ』(ともに書肆侃侃房)『あなたのための短歌集』『オールアラウンドユー』(ともにナナロク社)。その他、短歌入門書や共著歌集がある。

橋爪志保
1993年、京都生まれ。2013年に京大短歌に入会し、作歌をはじめる。2020年、第2回笹井宏之賞にて永井祐賞(個人賞)受賞。2021年、『地上絵』(書肆侃侃房)上梓。現在「羽根と根」「のど笛」「ジングル」同人。

川村有史
1989年青森県青森市生まれ。「退屈とバイブス」で第三回笹井宏之賞永井祐賞受賞。著書に『ブンバップ』(書肆侃侃房)。車は走ればなんでもいいです。

菅原百合絵
1990年東京都生まれ。「心の花」所属。2023年、歌集『たましひの薄衣』(書肆侃侃房)刊行。

山川藍
1980年愛知県名古屋市生まれ。参加『いまドキ語訳越中万葉』(2013年/北日本新聞社)、歌集『いらっしゃい』(2018年/KADOKAWA)。

山下翔
1990年長崎県生まれ。「やまなみ」所属。歌集に『温泉』『meal』。

山階基
1991年広島県生まれ。早稲田短歌会、未来短歌会「陸から海へ」出身。歌集は『風にあたる』(短歌研究社、2019年)『夜を着こなせたなら』(短歌研究社、2023年)。現在、NHK広島放送局『ひるまえ直送便』短歌コーナー選者。

上坂あゆ美
1991年静岡県生まれ。2022年、歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』(書肆侃侃房)刊行。共著に「歌集副読本 『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む」(ナナロク社)。

青松輝
1998年生まれ。歌集『4』(2023年、ナナロク社)。

目次

服部真里子「すべての雪に新しい名を」
木下龍也「ひとりひとりぐらぐらしし」
橋爪志保「願いごと」
川村有史「植樹」
菅原百合絵「海を見る顔」
山川藍「ずっと家にいる 2023」
山下翔「ほんたうかなあ」
山階基「髪は煤ける」
上坂あゆ美「おしまいまで行く」
青松輝「別れの歌」
執筆者プロフィール

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいちーらぶ

6
1.2も出ているが、今回初めて3を購入。10名の歌人の作品を集めたアンソロジー歌集。知らない歌人の作品に触れるにはこのような本はとても良い。本書の副題「おかえりはタックル号」が木下龍也さんの歌から抜粋されているのが何か嬉しい。青松輝さんの「昨晩は死にたがってて今朝はもう出かける準備、たった五分で」や「老人の僕から老人のあなたへかぎりなく詩にちかい遺言」は寂しさの中にポップさも感じられて好き。2024/10/10

chacha子

4
よかった 平和な短歌とか、ざわざわする短歌とか2024/08/03

こいちゃん

4
一気に複数の歌人の短歌をまとめて読んだことがなかったから面白かった。山階さんの「改札を抜けたばかりの手ごと振る定期券入れおやすみなさい」が好きでした。2024/05/18

いぬたろう

0
「昨晩は死にたがってて今朝はもう出かける準備、たった五分で」2025/01/28

緑虫

0
★★★☆ ハイライトは、服部真里子の「雪の名はすべて諡と思うときみるみる結露してゆく声は」からの「極光のようにわずかにためらってすべての雪に新しい名を」の流れ。2024/08/25

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