現代短歌パスポート2 恐竜の不在号

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現代短歌パスポート2 恐竜の不在号

  • ISBN:9784863855991

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内容説明

創刊号は発売たちまち重版!大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、第二弾。

岡野大嗣 川野芽生 小島なお 谷川由里子 大森静佳 寺井奈緒美 我妻俊樹 北山あさひ 伊舎堂仁 安田茜

【収録作品】
岡野大嗣「foil」
大森静佳「オーガンジー」
寺井奈緒美「わんたんたんか」
我妻俊樹「海岸蛍光灯」
伊舎堂仁「も可」
安田茜「森なんてない」
谷川由里子「残暑」
北山あさひ「板子一枚下は地獄、今度会えたら笑ってよ」
小島なお「群か星」
川野芽生「恐竜の不在」

【著者】
岡野大嗣
一九八〇年大阪府生まれ。歌集に『サイレンと犀』『たやすみなさい』『音楽』『うれしい近況』。共著に『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』『今日は誰にも愛されたかった』。がんサバイバー当事者による、闘病の不安に寄り添う短歌集『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』を監修。

大森静佳
一九八九年岡山県生まれ。第五十六回角川短歌賞を受賞。歌集に『てのひらを燃やす』(角川書店)、『カミーユ』(書肆侃侃房)、『ヘクタール』(文藝春秋)。「京大短歌」を経て現在は「塔」所属。京都市在住。

寺井奈緒美
一九八五年生まれ。愛知育ち、東京在住。二〇一九年、新鋭短歌シリーズ『アーのようなカー』(書肆侃侃房)刊行。二〇二三年、短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)刊行。

我妻俊樹
1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2003年から4年連続で歌葉新人賞候補。2008年、同人誌「風通し」に参加。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行。2016年、同人誌「率」10号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」発表。2005年に「歌舞伎」で第3回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する。

伊舎堂仁
一九八八年沖縄県生まれ。歌集に『トントングラム』『感電しかけた話』。反転フラップ式案内表示機と航空障害灯をこよなく愛する。

安田茜
一九九四年生まれ、大阪在住。短歌誌「西瓜」同人。第四回(二〇二二年)笹井宏之賞個人賞(神野紗希賞)受賞。二〇二三年三月、第一歌集『結晶質』を書肆侃侃房より出版。

谷川由里子
一九八二年神奈川県藤沢市生まれ。二〇一八年に「シー・ユー・レイター・また明日」五十首で第一回笹井宏之賞大森静佳賞を受賞。二〇二一年に歌集『サワーマッシュ』(左右社)を刊行。

北山あさひ
北海道小樽市出身、札幌市在住。第一歌集『崖にて』(現代短歌社)。今秋、第二歌集『ヒューマン・ライツ』(左右社)を刊行。

小島なお
一九八六年東京都生まれ。「コスモス短歌会」選者、同人誌「COCOON」編集委員。歌集に『乱反射』『サリンジャーは死んでしまった』『展開図』。千葉聡との共著『短歌部、ただいま部員募集中!』。

川野芽生
一九九一年神奈川県生まれ。第二十九回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房、二〇二〇年)。小説集に『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社、二〇二二年)、『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房、二〇二二年)、『奇病庭園』(文藝春秋、二〇二三年)がある。第二歌集準備中。

目次

岡野大嗣 foil羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール)
大森静佳 オーガンジー
寺井奈緒美 わんたんたんか
我妻俊樹 海岸蛍光灯
伊舎堂仁 も可
安田茜 森なんてない
谷川由里子 残暑
北山あさひ 板子一枚下は地獄、今度会えたら笑ってよ
小島なお 群か星
川野芽生 恐竜の不在
執筆者プロフィール

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

livre_film2020

30
記録。なんかあまりビビッと来なかった。気もそぞろだったからか。あとでちゃんと書く。2023/11/30

だいだい(橙)

18
最寄りの書店になかったので、アマゾンで購入。どの歌人も個性がきらり、読み応えあります。今回、私にとっての収穫は川野芽生(めぐみ)さん。この号でトリを飾っていて、「恐竜の不在」という号の名前にもなっているけど、川野さんをいままで意識したことがなく、こんなに素敵な歌を詠まれることを知らなかった。川野さんの歌集も読んでみたいと思っています。短歌に興味がある方にはおすすめ。1000円で10人の実力派の若手(じゃない人もいるけど)歌人の新作が読めて、しかもサイズ感がいい。バッグに入り持ち運びもいいので旅のお供にも。2023/11/09

オムロン

6
折り紙の畳み方山羊の眠り方かなたの指が雨を光らす/小島なお  宇宙は収縮しないのにきみは近くなる歌そのものと歌う/谷川由里子2024/04/22

clintwestwood

1
真冬でも感じられてる見る価値のない透明な市民ギャラリー どうしても枯れ草だけがにおってる自分が深夜の道だとすれば 我妻俊樹 地下茎で困らせたいな おまえみたいなのの家の庭に竹を植えて 伊舎堂仁 くちなしの花を覚えたこの夏のままで生きたら、生きられたなら どの星もどこかに向かっているように見える夏のスロージョギング 谷川由里子2024/04/17

幽霊ちゃん

0
我妻俊樹「海岸蛍光灯」・グレープフルーツ味の空気が会話する雪の里から言葉を借りて/小島なお「群か星」・わたしを僕と呼ぶときにだけ見える庭 月桃の実を蹴って転がす2024/03/23

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