内容説明
神田白壁町で小間物屋を営む新助が、京での取引を終え半年ぶりに江戸に帰ってきた。旅の途中で盗賊に襲われ、死んだものと思われていた新助の帰りに驚く妻のお若。お若は奉公人の彦六と店をまもり、夫婦としての生活を始めていたのだ。自暴自棄になった新助が何をするかわからないと相談を受けた佐平次親分は、三人の話し合いに立ち会うことに――。一方、同心の井原井十郎より、東海道筋を荒らし回っていた暗闇一味が、江戸で盗みを働く動きがあると探索を命じられた佐平次たち。やがて、二つの事件の糸は絡みはじめる・・・・・・。頼もしく成長を遂げた佐平次親分こと佐助の活躍が光る!! 大好評シリーズ第十八弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hironobu
2
人が人を許すことは最大の試練。でも、許すことを学んだ時に、幸せになれる。なかなかできないけど。お若に裏切られた新助。悪の道に走ろうとするも、最後は許すことで幸せになる。平助はすげぇな。頭もいいし、器もでかい。2017/06/17
犀門
0
#168★★★★☆2013/11/19
eyb322
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美人局の3人組が佐平次親分として活躍、平助、佐助の次助への想いに心打たれる。2011/12/11
いえのぶ
0
平助、次助、佐助の3人兄弟で岡っ引きの「佐平次」を実現している。本書ではそれぞれ成長していく。次助や佐助がずいぶんと成長する。2011/12/08
ササ
0
おさとと次助がついに!そんな方法があったかと驚き。平助がそんな風に動いていたとは。この後平助にも幸せになってほしいな。2021/09/12