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内容説明
悪夢を体現するバットマンたちがジャスティス・リーグを追い詰める
マルチバースとして知られる52の並行世界の底にくすぶる、負の世界ダーク・マルチバース。そこには上の世界の恐怖によって形作られた、無数の倒錯した現実が渦を巻いている。しかし崩壊を待つばかりの腐敗した悪夢の領域において、各世界のバットマンはなんとか生き残ろうとあがいていた。それぞれの現実でヒーローたちを全滅させた忌まわしきダークナイツが、闇の神の手引きで我々の世界のジャスティス・リーグに魔の手を伸ばす。ブルース・ウェインの潜在的な恐怖を反映させた彼らは、こちら側のヒーローを封じるために選ばれていた。スピードスターとなったバットマン、軍神バットマン、ドゥームズデイ化したバットマン、パワーリングを身につけたバットマン、ジョーカーに毒されたバットマン……最悪のバットマンたちがここに集結!
●収録作品●
『BATMAN: THE RED DEATH』#1
『BATMAN: THE MURDER MACHINE』#1
『BATMAN: THE DAWNBREAKER』#1
『BATMAN: THE MERCILESS』#1
『BATMAN: THE DEVASTATOR』#1
『DARK NIGHTS: THE BATMAN WHO LAUGHS』#1
『DARK NIGHTS RISING: THE WILD HUNT』#1
(c) & TM DC.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
30
バットマン・メタルにて大暴れしジャスティス・リーグたちを追い詰めた闇落ちバットマン(ダーク・ナイツ)たち。彼らがそうなったバックボーンに迫ったのが本書。なんやかんや甘言を使ってたのはフー・ラフズこと笑うバットマン。ジョーカーが混ざった一番ヤバいヤツに惑わされたという意味ではバットマンにはジョーカーが色んな意味で腐れ縁なのだなというのがわかる。世界を救いたかったが方法論を間違えたバットマン達。英雄と悪人が紙一重であるという証拠だろう。2025/04/10
サテヒデオ@ダイナミックひとり
2
転んでしまったブルース・ウェイン達。理想と現実の狭間で、己を立ち行かせるために毒杯を飲み干した敗残者。怒濤の勢いで為される自己紹介。彼らの敗北は、己の裡の闘争から逃げ出してしまった時点で決定した。抗い続ける点に十字軍騎士の矜持があるのだ。2019/01/23
fap
1
「お前は本気になったことがあるか?」 希望が欠片もありゃしない。 正義と悪が紙一重なのではなく、バットマンの立っている場所が危ういのだ。 いやでもだからってなぁ。 単純計算で世界に一人ずつバットマンが居るならば、 正義に目覚めるバットマンは何人居るのやら。 2019/02/24
三田郎
0
バットマンて超能力ないくせにヒーローになりたいとか言ってる倒錯者のキチガイですからね。それで超人まみれのジャスティスリーグ入ってたら抑圧ですわな。メタルで解放してあげようという企画?本編も読みたくなる面白さ。2024/06/16
リチャード
0
メタル本編の補完としても、バットマンの多種多様なバッドエンドアンソロジーとしても面白かった。最初から悲劇的結末の約束された世界なんて辛すぎる……。2021/03/10