内容説明
大妖怪としての力を失い、喜蔵が営む古道具屋「荻の屋」に居ついた小鬼の小春だが、いつまでもぐうたらしてばかり。ついに喜蔵の堪忍袋の緒が切れたとき、萩の屋に妖怪が悩み相談に訪れた。小春が勝手に掲げた「妖怪相談処」の看板を見て訪ねてきたらしい。以後、喜蔵はさまざまな妖怪沙汰に巻き込まれることに……。明治人情妖怪譚シリーズ、第二部開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆかーん
59
第二部の始まり始まり〜!強面の喜蔵と、小鬼の小春。一度は離れ離れになってしまった二人ですが、腐れ縁というのでしょうか、仲良く古道具屋の商売を再開します。相変わらず減らず口の小春に、ピシャリと反論する喜蔵との掛け合いが絶妙です!今回は、小春が突如「妖怪相談処」の看板を掲げたことで、多種多様な妖怪を招いてしまう物語。強力な妖怪から神様に至るまで、計り知れない妖力に人間の喜蔵はタジタジです…。仔猫の魂がおまつ婆の作った招き猫に宿り、幸福も不幸も呼び起こしていたという、二人の情の深さが身に染みる切ない結末でした。2018/02/28
み
30
さくさくと♪また皆さんに逢えて嬉しい(^o^)小梅ちゃんの話しが好きでした、親孝行したい時には親はなし、にならないよう実家に顔出そ^^;2016/11/01
うさっち
24
シリーズ第2部スタート。力を失った小鬼の小春が始めた「妖怪相談処」にやってくる妖たちの話。登場人物が多すぎるので、そろそろ一覧表を本気で作って欲しい。2017/01/26
真理そら
22
序章部分の猫のさくらの話でじぃーんとした気持ちになった。一鬼夜行シリーズでこんな気分になったのは初めてだ。本編に入ってからはいつもの喜蔵、小春の世界だったけれど、「禍の猫」は序章からの続きのお話だった。まつを思う小梅の気持ちが禍に変化する部分が読み応えがあった。2018/02/05
佳乃
20
面白くは読み進めているのだが、なんかいつのまにかくどく感じるようになったなぁ・・・でも、小春も喜蔵もその面々も好きだけどさ。2019/01/04
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