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内容説明
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カのくらしを季節ごとに追う大判写真絵本。カといえば夏の嫌われ者ですが、よく見ると美しい姿をした立派な昆虫です。血を吸うのは交尾後のメスだけ。オスは花のみつや木の樹液などを食べています。本書の見どころはカの幼虫(ボウフラ)が発育し、蛹から成虫に羽化する過程です。ごく小さなカのダイナミックな変化は驚きの連続。大迫力の大判写真でぜひ見てみてください。巻末にくわしい解説つき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
猿田彦
5
如何にしたら蚊に刺されないか、見つけたらすぐに叩いてつぶす生き物だから、生態に目を向けたことなんてなかった。蚊の姿さえよく知らない私が、卵やボウフラに目を向けたことなんてなかった。さなぎの時期は2本の角と海老のような体でオニボウフラと呼ぶらしいが、宇宙人のような姿でちょっと可愛い。蚊の身体は足までも含む全身、黒に白いまだら模様でかっこいい。血を吸った姿は、血袋を提げているようでまるで吸血鬼だ。身近な生き物なのに、何も知らなかったことを思い知らされる。良い意味でショックを受けた本。 2023/08/09