内容説明
フランクルの人生と思想から「生きるよすが」を見出す、「孫弟子」による入門書。巻末に作家・小野正嗣氏の特別寄稿を収載。
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■今月のテーマ
一度きりの生を肯定するために
『夜と霧』で知られるフランクル。彼が伝えたかったのは、ナチスによる残虐行為ではなく「どんな人生でも生きる意味は必ずある」というメッセージだった。フランクルの人生と思想から「生きるよすが」を見出す、「孫弟子」による入門書。巻末に作家・小野正嗣氏の特別寄稿を収載。
■講師:勝田芽生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miaou_u
11
番組放送前の予習。夜と霧には触れていても、フランクル自身の人生についてはそれほど多くは存じずでした。フロイトとのエピソードが印象的です。2024/03/27
okhiro
0
人生は砂時計である。上が未来、下が過去、真ん中のくびれが現在であり、どの一粒を選ぶのかということが例えとしてフランクルは言っている。この粒は器のようなもので、その中をどの事象で選ぶのか、あるいは選ばざるを得ないのかということのように思う。そして自分の「過去」が次々に蓄積されていき、誰かのこころという次元でなく永遠にこの世の時空に記録されている。それくらい大切であるということがわかった。日記を書き、良い日も悪い日も丁寧に振り返ることもよいことなのですね。「それでも人生には意味がある」、まさに良い内容だった。2024/04/27