二階堂地獄ゴルフ（２）

著者名：福本伸行【著】

講談社（2024/03発売）

• ISBN：9784065349472

内容説明

12年連続プロテスト不合格‥！絶望の縁で足掻き‥夢を追う二階堂に意外な理解者（若い女性‥！）が登場‥！唯一無二の時間が溶けていく‥苦悩‥苦悶‥苦渋‥停滞のゴルフ道。それでも、また新しい朝は来る‥！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[笠]

4 新刊読了。いや、すげぇー漫画だな、これ…。地獄とは言うが、とんでもねぇよ。２巻も途中までは、二階堂の体たらくを見ていても、どこかで成功して周りを見返すのかな、などと思いながら読んでいた。しかしまさしくその期待が二階堂自身の夢想そのものであるとでも言うかのように、あまりにも残酷に、あまりにもあっけなく年月が過ぎていく。「積み重なっていく何も積み重なっていないという実績」。気付けば43歳！もうシニア目前じゃん。この絶望感、なかなか感想が言葉にならないが、間違いなく稀有な漫画体験だと思う。

2024/04/16

[Mr.deep]

一巻目ほどの鮮烈さはないものの胸をえぐる重苦しい読後感は健在。売れない地下アイドルの子と傷をなめ合いながら過ごす不毛な日々はそれは苦しくも楽しかっただろうなあとちょっとだけ嫉妬

2024/03/22

[北白川にゃんこ]

光陰矢の如し…！

2024/03/27

[たけのこ]

やっぱおもしろいな。 この巻ちゃんとラブコメしてると思うし、文文少女超気になる（笑　シェークスピア樹里恵とかドストエフスキー罰子とか名前強すぎるでしょ（笑　この中で斎藤カフカという名前が埋もれるのはある意味仕方がない（笑　ライブ行きたかったな～（笑

2024/06/05

[koishikawa85]

まず2巻まで読んだが福本さんが全く衰えていないのに驚く。最近のカイジみたいな引き延ばしもない。黒沢とはちょっとタイプが違うが、こういう主人公を描かせると本当にうまい。上原隆のノンフィクションに受賞の望みはほぼないに小説にしがみついている人がいた。そんな人だ。

2024/08/03