内容説明
自分は捨て子。
そんなことは、些細なこと。
珍鳥の遊ぶ花鳥庭園を造る。
夢を抱く「かなりあ堂」のお遥。
彼女の「鳥」をめぐる謎解きの行方は?
気づかなかったあの人への想いは?
「鳥」をめぐる時代ミステリー
その年生まれた若い雀が一本の木を塒に定めて集まることがある。それが夏塒。
日が落ち寝入るまで雀たちが激しく鳴き合うさまは雀合戦。
他にも秧鶏叩く、百舌の速贄、鴨の浮寝……鳥たちをめぐる様々な言葉の裏にある謎を、江戸の飼鳥屋の看板娘お遥が解き明かしてゆく。
心温まる、時代ミステリー。〈文庫書下ろし〉
目次
夏塒
秧鶏叩く
百舌の速贄
鴨の浮寝
小鳥合わせ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
40
鳥見役の伊織様は長崎へ旅立った。お遥は伊織の誘いを断って江戸に残ったがその決断の後で伊織への気持ちを自覚することに。兄の結婚、花鳥園の完成(まだ鳥はいないが)と身辺は動いている、次作は伊織様のいない江戸でお遥がどうなるのかが楽しみだ。2024/07/15
はち
2
兄に好きな人が。妹は大名家の庭に孔雀を、というプロジェクトに。いろいろな課題は解決したので、完結なのかもしれない。2025/07/13
yuzi
0
『かなりあ堂迷鳥草子』シリーズ・第3巻「夏塒(なつねぐら)」。表題作のほか、今回も鳥にまつわる小話5篇。「秧鶏叩く」「百舌鳥の早贄」「鴨の浮寝」「小鳥合わせ」。2人の周りで起こる窃盗・殺人・詐欺等々、ちょっと物騒過ぎない?と突っ込みたくなるくらい事件に巻き込まれていく。そんな飼鳥屋の兄妹それぞれの恋模様も進む!お遥ちゃんの出自については前回で一段落したけど、図らずも飼鳥屋の娘として生家に関わることになった状況で今後なにも怒らないわけがない!何巻まで出るんだろう。今後も楽しみ。2025/05/13
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