内容説明
米艦隊による硫黄島、サイパン島の日本軍基地への奇襲攻撃は苦闘の末に撃退された。戦況は一息つくはずだった。しかし、米軍は激戦の裏で密かにグアム島へ増援を送り込んでいたのだ。
これで、日米双方が互いに敵飛行場の破壊と再建の妨害を繰り返す泥沼の状態に。
それでも、機械化された米軍設営部隊の能力は日本軍を凌駕し、グアム島飛行場再建を阻止し続けることは不可能であった。
敵基地が本格稼働する前に一気に攻勢をかけ、グアム島そのものを占領するしかないと、連合艦隊はグアムに向け出撃する。
だが、米海軍も太平洋艦隊の主力戦艦部隊を繰り出し、鉄壁の布陣をもって待ち受けていたのだ――。
「現時点におけるマリアナの状況を一言で言うなら、飛行場の建設レースだな。先に飛行場を使用可能にこぎつけ、航空部隊を進出させた方が、マリアナにおける戦いの勝者になる」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うめうめ
3
ずっとせめぎ合う日米。ドイツもソ連もいろいろ改変されてるので、過去の仮想戦記よりも予想がつきにくい。けど、そろそろ米国が目覚めそうでもあるし、もしかしたら、間に合わないかも。 戦争の終わり方が見えないのも面白い2024/02/26
アオイ模型店
2
グアム輸送作戦を成功させ、島を不沈空母化した米海軍。グアムを占領すべく出撃した赤城の前に、基地航空隊の支援を受けた6隻の米戦艦が立ちはだかる。 日本が史実では出来なかった戦艦と空母の複合的な運用を行う一方、八八艦隊物語的な大艦巨砲主義からいつまでも脱却出来ない米海軍。そしてついにアレが登場。大和がいないかわりに、18インチ8門か9門で来るかと思ったら、まさか…………2024/04/10
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