内容説明
長きにわたるヒラギス奪還作戦も終盤。
ヒラギス最北の拠点、北方砦を奪取したマサルだったが、城壁が崩壊した砦で魔物たちの最後の猛攻に晒されてしまう。追い詰められたマサルは、かつて勇者が使っていた光魔法を取得して兵士たちを鼓舞する。そして、最後の魔力を振り絞り大規模な攻撃魔法によって、辛くも勝利を収めるのだった。
「世界は二十年後に滅亡する」
そんな平穏を取り戻しつつあるヒラギスで、マサルの口から今まで誰にも明かせずにいた神託が語られていく。加えてダークエルフからは裏切りの誘いがあり、更にこの世界の驚愕の真相が明かされる。それでもマサルは平穏な生活を求め、ウィルの恋を応援するが、まったく偶然に、帝国の暗躍に巻き込まれ大騒動に発展してしまう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fap
3
イラストで見る主人公がすっかり立派になってしまって。 後手に回っているがなんとか持ちこたえている。 ただ、なんとか勝った後でのクリフハンガーはどうにも。 もうちょっと区切りの良さというものをだね。 これで次巻がすぐに出なかったらちょっともやもやするかも。 2024/06/11
Tomonori Yonezawa
1
市立Lib▼’24.2/25 初版㐧1刷▼20話299頁、ヒラギス奪還編〜後始末編(ウィルの嫁取り物語編)の途中まで▼かなり面白かった。勇者の魔法で大活躍の序盤、Dエルフのアデラルード登場、禁呪の使用、奪還編終盤は読みどころ満点。魔王?も顔見せ。▼中盤からのウィルの嫁取り話はヒラギスの王女の役回り?ウィルを中心に人間の国がまとまるのかな?▼Dエルフは魔王の命令を遂行してるうちに仲間みたいになる?マサル大ピンチで次巻へ続く。▼前巻でも思ったが、このヒラギス奪還編こそ巻頭に位置関係がわかるマップが欲しかった。2024/09/08
おかず台
0
web版既読2024/10/02