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内容説明
干支も一回りする連載12年!! 累計50万部突破!!グータラな読書家“バーナード嬢”と、その友人たちが図書室で過ごすブンガクな日々――。『吾輩は猫である』『ゴールデンスランバー』『奇岩城』『5分間リアル脱出ゲーム』『マーダーボット・ダイアリー』『タイタンの妖女』『千一夜物語』……、古今東西あらゆる本への愛と“読書家あるある”に満ちた“名著礼賛ギャグ”、探求の第7巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
100
うーむ。巻が進むにつれて、どんどん高尚になっていくぞ。今やド譲(最近言わなくなったような)も、しっかり本を読んでいるので、こちらが未読のままな本の話だと、こいつすげーって思う。ちなみに『奇岩城』は私の場合、ホームズものに触れる前に読んだが、お気に入りをけなされた気持ちの悪さはなかった。みんな高校生なので、人間関係・会話の機敏にふれるくだりの心理状態・気遣いが実に正直だし、またおもしろい。むしろ日常的にはそういう点に気がつかないような鈍感な大人が世間には多すぎるのだと思う。読み、そして書く。成長してるなぁ。2024/01/30
ムッネニーク
98
17冊目『バーナード嬢曰く。 ⑦』(施川ユウキ 著、2024年2月、一迅社) 相変わらずのメンバーが相も変わらずだべるだけだが、それが心地よい。 今巻では”創作”することについても言及が及ぶ。読むこと、そして創ることに対する著者の愛情には胸が熱くなる。 〈最高の友達が 薦める本だから 最高の一冊です!〉2024/01/31
ふみあき
95
読書家あるあるコメディーとしては、初期のころのパワーはなくなってきているような気がする(あくまで私個人が、読みながら声を上げて笑う回数が減った、というだけだが)。女子高生の青春ストーリーに興味のない向きには辛い。しかし私にとって完全に関心の埒外だった作家、伊坂幸太郎に、すごく興味が湧いてきた。2024/01/27
マッピー
80
手に取って裏表紙を見たとき、神林の背後にびっしり書かれた文字に戦く。抑えきれない語りたい欲。うん、わかる。私の周りにはド嬢も遠藤君も長谷川さんもいないので、読メに記録する。『ご冗談でしょう、ファインマンさん』、わたしは普通に面白く読んだけど、確かにユリ・ゲラー何がしたかったのだろう。そして、やっぱり『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は読んだ方がいいのですね。2024/01/29
阿部義彦
79
昨日発売、だいぶ久方ぶりです、仲良し4人組のおチャラけ漫画としても読めるが、この巻では、本に関する拘りがかなり深くなっており、読書家程、更に深く共感地獄に入り込み病みつきになる面白さです、昔のSFに関する微妙さや、早送り視聴に関する神林の走り書き(倍速コナンマラソン=『虚航船団』第2章)とか、伊坂幸太郎論を1ページ見開きで延々とぶつとか。作中作に対する意見を戦わせたり、こんな友だち居たら最高。そして、私が一番良かったのは115冊め。本に飽きたド嬢と神林との散歩話、「カニ捕まえた」は個人的に大ウケ!2024/01/27