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内容説明
かつての優しい友を取り戻そうと、怪物と化しつつあるルークに立ち向かう3人の少年たち。一方、部屋で待つミナの脳裏に、車椅子の親友、ジョナサン・ハーカーの声が響き渡る。ドラキュラに会うため一人、遠く離れた東欧の地を訪ねるジョナサン。果たして、その旅の行きつく先に見るものは――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
18
「表と思えば裏… 裏と思えば表ーーー…」そんなメビウスの帯についてジョナサンは、こう解釈する。「幸せの 先には不幸せ 不幸せの先には幸せ そしてまた幸せの先には必ず不幸せが待っている」そのようなメビウスの帯を断ち切るための旅の中でジョナサンは、まさしくメビウスの帯に絡め取られていく。奈落に堕ちているようでいて浮遊しているような心地よさ。それこそが死であるならば、死は生ではないか。老人のようで少女のようなドラキュラ伯爵は、だからこそ真実の姿としてそこにいる。(つづく)2024/02/24
arianrhod
3
こうして、英国にやってきたのね。柘榴を食べて人肉を我慢するブラド伯爵は、まるで鬼子母神のストーリーのようです。そんなブラド伯爵が既に御しきれなくなったものが、英国を食い尽くしにやってきた。悪魔との契約からは逃れられないもの。美しい絵だけに、おどろおどろしさが勝ります。2024/03/25
KanjiEater
1
★★★+2024/04/20