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内容説明
ワン・ポーカー勝負に勝利したカイジは、24億円もの大金を手に入れることに。次なる難問は、圧倒的にかさばる現金24億と、帝愛の追手だった‥‥。
カイジを取り逃した遠藤のもとに帝愛GM・黒崎から連絡が入った。それは失敗続きの現状報告を会長・兵頭に対して行えとの命令だった。叱責だけですむはずはなく、死を覚悟する遠藤。しかし、連行され向かった先は病院だった。会長の容態が悪ければ、この事態から逃げられる! 遠藤の打算、吉と出るか凶と出るか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
19
兵藤会長が遠藤を叱責するドタバタ巻。まるで箸休み的エピソードに思えるが、ここにもちゃんと賭博が存在する。どこに地雷が潜んでいるかわからない兵藤の怒りスイッチを巧みに避け、なんとか機嫌を取ろうとする遠藤達。兵藤はつまりルーレットだ。しかし、ルーレットであるならば、出鱈目に思える兵藤の感情の起伏にも法則があるはずだ。その法則を見抜き、先手を打てれば、賭博の勝者となる。この賭博へのこだわりこそが『カイジ』が『カイジ』たる所以。とはいえ、こだわり＝面白さとならないところが残念ではある。2023/10/11
北白川にゃんこ
4
解任ならず！2024/03/27
笠
4
3.5 新刊読了。遠藤が兵藤会長の裁きを逃れるという話。カイジは一切登場しない遠藤のスピンオフ回だが、バーベキューよりは面白かった。それにしても、和也があれからずっと昏睡してるとは…出てこないなとは思っていたが。起きたら人格変わってカイジと共闘するような関係になるとかも面白そうだけどな。少なくとも文才と、親に頼らず成功したいというマトモな感情も少しはあるわけだし。2023/12/24
チューリップ
3
遠藤が兵頭会長に挨拶と謝罪をしなければならなくなる巻。この巻は完全に遠藤が主役みたいなものだった。和也もずっと昏睡しているらしく、カイジたちが悪ってなっているけど、和也の命助けているしちゃんと勝って得たお金なのに中々に理不尽だなと思った。遠藤がいちかばちかに出なければならないときに一応手助けした黒崎に人の心はあるし世渡りも上手いんだから帝愛辞めればいいのにと感じた。2024/01/16
Mr.deep
3
出たな妖怪！といいたくなる兵頭会長の理不尽な暴虐。内容自体は例によって例のごとくなグデグデっぷりでしたが、そんなのどうでもよくなるくらいに黒崎さんがカッコよすぎて。2023/10/05
