小学館文庫キャラブン!<br> 王妃になった魔女様は五人の王子に溺愛される

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小学館文庫キャラブン!
王妃になった魔女様は五人の王子に溺愛される

  • ISBN:9784094073133

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内容説明

魔女ナユラは王子達のよき母を目指すが!?

 ――北の森には恐ろしい魔女が住んでいる。
 リンデンツ王国にはそんな言い伝えがある。森の奥に棲みつき、幾度も王国に災いをもたらしてきた「北の森の魔女」は、十年前、先代王妃が亡くなったあと王宮にやってきて、まんまと新たな王妃に座におさまってしまった……らしい。
 魔女の名はナユラ。見た目は十八歳ほどにしか見えない美女だが、実年齢は三百歳になる立派な化け物だ。口さがない連中は「魔女が国王や息子たちを洗脳したため、五人の王子は適齢期を迎えてもいっこうに結婚しない」などと囁くが、本当のところ、この王子たちは継母であるナユラにベタ惚れで、誰ひとりとして貴族の令嬢に目を向けないのだった。
 しかし、息子たちの熱烈過ぎる愛情にまったく気づかないナユラは「引きこもりの不気味な魔女(私)に育てられた王子だから、きっと普通の令嬢は怖がるのね……」と見当違いの懸念に心を痛めつつ、結婚から十年間こんこんと眠りつづける病床の国王の唯一の願い――「息子たちを守ってくれ」という言葉を胸に、全力の代理婚活を始めるのだった。
 「むしめづ」の宮野美嘉が送る《家族全員ヤバい!?》痛快ファンタジー誕生!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
十年前、先代王妃が亡くなったあとに新たな王妃に座におさまった「北の森の魔女」ナユラ。結婚直後から眠りつづける病床の国王の願いを胸に、育ててきた五人の王子たちの代理婚活を始めるファンタジー。魔女が国王や息子たちを洗脳したために、五人の王子は適齢期を迎えてもいっこうに結婚しないという噂。実際には五人の王子たちも、魔術オタクの変態学者、色魔のクソ王子、無自覚天然女たらし、臆病で癇癪持ち、悪魔憑きと曲者揃い。しかもみんなナユラが大好き過ぎて、魔女を殺そうとする陰謀も絡めながら繰り広げられる騒動劇は面白かったです。2023/12/06

るぴん

27
10年前、北の森の魔女ナユラは国王の後妻となり、5人の王子の継母となった。適齢期の王子達の代理婚活を始めるが…。「溺愛」と言うよりは「依存」や「執着」に近いんじゃないかな?かなり変わった家族愛の話。王子達は全員宮野さんお得意のクセ強キャラ。長男はコミュ障魔術オタク、次男は女の敵、三男は天然人たらし、四男は反抗期の引きこもり、五男は悪魔憑き。そして全員マザコン。この国の未来が不安しかない(笑)。楽しくて面白かった。シリーズ化するのかな?2023/12/14

由貴

5
王子たちはなかなかに悪い意味で性格がぶっ飛んでるし、思ってたのとは違ったなぁ。登場人物誰も好きになれないまま終わってしまった。それに最後の何あれ?ただでさえ王子5人もいていろいろ詰め込みすぎなのに更に詰め込むの??終章唐突だし蛇足すぎて結局何が書きたかったの?と思ってしまった2024/04/14

アイ

1
私には合いませんでした。ストーリー云々よりも、やべー、ねーわ、ぶち殺す…と言った言葉がポンポン出てくるのが受け入れられませんでした。なんというか…厨二病感…。 書店で、多くのヒット作を出していると作者のフェアをしているのを見て、読みました。これが昨今の若者に読まれている少女小説の売れ筋なのかしら‥私には合わないわ…ジェネレーションギャップなのであれば、ただただ残念です。 ヒロイン、「300年生きた魔女」と言う設定なら、むしろ古風な物言いでもよかったのではないかと思いました。2024/02/12

ASKA

1
タイトルに反して恋愛的な甘さは控えめ。家族愛強め。2024/01/08

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