内容説明
転生したゲーム世界で死亡する未来を回避するため、前世の知識をフル活用するヴェルナー。マゼルの家族を魔物から守った後、なぜか伯爵家で面倒をみることに。さらにマゼルの妹・リリーもメイドとして働く事になったようで……?
一方、魔王軍襲撃後の内政処理をこなしているヴェルナーのもとに王都で不審な動きをした者がいるとの情報が入ってくる。いち早く状況を理解したヴェルナーは、敵の正体を突き止めるため大胆な作戦に打って出る!!
そして新たな職務の準備を進めるうち、不可解な点にヴェルナーは気が付き――?
伝説の裏側で奮闘するモブキャラによる本格戦記ファンタジー、第四幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
29
教会に閉じ込められた王女ラウラを救うため、地方の貴族はおっとり刀で戦地に赴いて来たが、教会を取り囲んでいる軍は強く最初は戦況が不利だった。それを何とか立て直して相手の将軍の首を取って勝利となり、王都に帰還したいのだが、王都にも魔族の潜入者が居ると思われる。その連中を炙り出すために作戦を練り、兵員を相手に気づかれないように配置して。凱旋パレードで偽装してから、相手の油断を誘って魔族を炙り出す、魔族が忌避する水を使って正体を表した瞬間に殺して回る。その作戦がハマって王都も一時的に安全になったのだが、、2023/12/01
真白優樹
15
マゼルの妹であるリリーがメイドになり有能な部分が発掘されていく中、王都に潜入した魔族討伐作戦が行われる今巻。―――未だ未熟な雛、導くは政治に一騎当千の強者たち。 ヴェルナーであっても今は未だ、政治の中心ではなく。 国が詰むのも納得な傑物たちが躍動する内政パートがメインである巻であり、周囲に見守られ結果的に出世の道を辿っていくヴェルナーが楽しめる巻である。果たしてこの先、彼が赴任する事になった辺境で何が待つのか。いきなりの面倒事と言う名の試練、乗り切ることはできるのか。 次巻も勿論楽しみである。2023/12/09
もも
9
最新刊である4巻まで一気に読んでしまいました。この世界に対する不思議も少し明らかになってきていますし、代官としてのヴェルナーの活躍も気になるので、早く続きが読みたいです。 内政ものが好きな人には強くおすすめします!2024/04/02
ブラフ
9
【図書館】おおー、いよいよこの世界の真相に近づき始めたか?全体的に、また著者のいろんな豆知識や考察が満載で読むのだるくなるんだけども、最後の最後で面白くなってきた。次巻でもっと掘り下げて欲しいものだが、、、2024/02/17
蛇の婿
8
メタ考察が楽しいライトノベル第4巻。今巻ではぼヘルミーネ嬢は出番なしか…ちっwwラストにちょこっと出てきたジュディスがヴェルナーの兄と結婚した人物というのをすっかり忘れていて誰だこいつとしばらく悩んだのは秘密です。楽しく読了。次巻にも期待。2023/12/03