内容説明
没後40年、現代に甦る寺山修司の名言集。
今年没後40周年の寺山修司の真骨頂といえる、ロマンチックで物語性があり、
現代においても私たちの揺れる心に寄り添う言葉のかけらを集めました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきんこ
1
ことば集とあるように、詩に限らず、いろんなところから集められたことばが、テーマ別にまとめられている。直近で読んだ本からも結構とられていて、何だか見覚えのあることばと、少し早い再会をしたり。孤独な夜に、そっと静かに寄り添ってくれるような、ほんのり淋しい印象を残すことばたち。2023/11/16
ayumi
0
舞台「テラヤマキャバレー」を観劇し、寺山修司の本を読みたくて購入。言葉の一つ一つが美しい。風景のように心に残る、でもどこかさみしいような気持ちがしました。テラヤマキャバレーでの彼は、力強くて強がりで、だけど強烈な寂しさを持っている感じがして、ここで感じた寂しさがこの本にも表れているなと思いました。自分の抱える寂しさに少し寄り添ってくれる本だなと思います。2024/03/21