アレクサンダー・ゲルマン:ポストグローバル―スーパーデザイナーが見る日本

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569774138
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

世界トップデザイナーが見た日本の匠の技。

世界的なトップデザイナーが見た日本の匠の技の数々。そこには、驚嘆すべき日本の高い美意識、継承美があった。日本の底力再発見の書。

世界的デザイナー、アレクサンダー・ゲルマンが日本の文化に目を向けた最初の本である。世界から見た日本のローカル・カルチャーをポスト・グローバルの視点で捉えられている。

▼「日本の文化は、これからの世界において重要な役割を果たしていく。この国には、あらゆる分野における世界最高のモノづくりの技術と伝統がある。それらは、他の文化とは異なる独自の概念とアプローチで構築されている」と彼は言う。

▼20世紀の経済学者や政治家たちは、グローバルな経済と政治をモデル提示した。しかし、文化の持つ重要性と影響力を軽視した社会を、成功した、成熟した社会と言い切れるだろうか。現代社会はグローバル化によるメリットとデメリットを抱えながら、グローバルの対極にあるローカルに関心を向けるようになった。そこには、驚嘆すべき日本の美意識、継承美があることに気づくだろう。日本の底力、再発見の1冊である。

●まえがき 
●序章 
●センセーショナルな触感 
●九谷焼でドレスアップ 
●空に瞬く立方体 
●暗号と間 
●あの世の水鏡 
●超写実主義 
●東大寺第218世別当 
●智恵の動作 
●はかない感覚 
●太陰暦の色 
●天空の森 
●完璧への追求 
●味覚の旋律 
●伝統を未来に繋ぐ 
●芸舞妓セラピー 
●夜も更けて 

内容説明

「ポストグローバル」はゲルマンが考えたコンセプトである。グローバル化の対極にある地方文化に今後、注目が集まると彼は見ている。本書は、世界から見た日本を洞察したものである。日本は世界最高の技術と文化、そしてビジネスの可能性の宝庫であると考えている。

目次

センセーショナルな触感
九谷焼でドレスアップ
空に瞬く立方体
暗号と間
あの世の水鏡
超写実主義
東大寺第218世別当
智恵の動作
はかない感覚
太陰暦の色
天空のも利
完璧への追求
味覚の旋律
伝統を未来に繋ぐ
芸舞妓セラピー
夜も更けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かりん

1
4:MoMAの予習のつもりが、日本文化体験紀行だった。漆チェス以外も伝統文化の魅力がわかる切り口。深淵かつ複雑な意味と解釈が閉じ込められた究極のシンプル。真のグローバルは規模の大きさではなく、人間の根源的な部分に相通じることができるか。快適になったけれども安易な生活。相手の文化を受け入れて消化してきたけれど、恩返しはしていない。自分たちが作ったモノや建築物に自らの体を適応させる。文化の交差点。どれだけ反射的に『理解できない』と思うことでも、その世界のなかでは意味を持ち、成立している。2009/12/05

名瀬カウナギ

0
クリエイティヴ。2013/05/08

cdttdc

0
世界的なアーティストによる日本文化の考察(?) 工芸品、宗教観、日本料理、舞妓など新たな発見が多かった。2012/01/25

とも

0
ところどころに載っているイラストが可愛い。2010/03/10

やえもん

0
スピード・スピードの時代から、今度は、スピードを落として行く時代になって行くと感じた。日本というのは、世界の中でも、いろんなものを取り入れながら、統合していく性質を持っていることをあらためて感じました。九谷焼のチェスの駒見てみたいです。日本のことを、日本人自身がもっと知り、掘り下げていかなければいけないと感じました。sorry!I'm lateが、お水取りと関係があったとは!2010/01/30

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