両立思考 「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ

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両立思考 「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ

  • ISBN:9784800591500

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内容説明

【内容紹介】
★経営思想のアカデミー賞とも呼ばれる
『Thinkers50 Best New Management Books for 2023』 選出!
★経営学のパラダイムシフト!
★論文は4000件を超える驚異的な被引用数!

「まさに現代に必要なインパクト」
―エイミー・C・エドモンドソン(心理的安全性の権威)

「人生はパラドックスに満ちているが、私たちはその扱い方を知らない」
―アダム・グラント(『GIVE&TAKE』『ORIGINALS』『THINK AGAIN』著者)

【時代は択一思考から両立思考へ!】
この時代は心身を引き裂くような相反する意見で溢れている。
まさに苦悩する問題の連続だ。
仕事と家庭、利益とパーパス、個人と組織、伝統と新規性、努力と才能、男性と女性…
ジレンマは心の中で綱引きとなり、判断を迫る。
そして問われる言葉。
「どちらを選ぶか」

不確かな世界では多様な視点が重要となる。
「ただ一つ」を選択することが、本当の解決につながるのか。

そこに二人の経営学者が切り込んだ。
相反するパラドックスをイノベーションの源泉として位置づけ、
西東の歴史ある思想や、現代の課題からその重要性を紐解き、
パラドックス研究を経営学のメインストリームへと導いた。

現代は両立思考なくして進み得ない。
その両立思考を可能にするアプローチを解説したのが本書である。

常に私たちを択一思考に引きずり込もうとする罠から逃れ、
創造力に富み、持続可能で包括的な解決策の糸口を見つける。

現代すべてのやっかいな問題を解くヒントがここにある。

【目次】
第1部 パラドックスがもつ可能性と危険性
第1章 緊張関係を体感する――なぜいまパラドックスなのか
第2章 悪循環にとらわれる――ウサギの穴、解体用剛球、塹壕戦

第2部 パラドックス・マネジメントのABCDシステム
第3章 ABCDシステムで好循環を実現する――ラバ型と綱渡り型
第4章 両立の前提への転換【A(アサンプション)】――パラドックス・マインドセットへ
第5章 境界を作って緊張関係を包み込む【B(バウンダリー)】――不確かさを乗りこなすための構造
第6章 不快のなかに心地よさを見つける【C(コンフォート)】――緊張関係を受け入れる感情
第7章 動態性を備え、緊張関係を解き放つ【D(ダイナミクス)】――溝を回避する変化

第3部 両立思考の実践
第8章 個人の意思決定――留まるべきか、進むべきか
第9章 対人関係――拡大する分断を修復する
第10章 組織リーダーシップ――持続可能なインパクトを実現する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Dヨッシー

1
目から鱗の本。まず、択一でなく両立という視点が斬新。パラドックスの解決策はパラドキシカルであるはかなり印象に残る且つ、本質。具体例がいくつもあるため、説得力とイメージのしやすさあり。解決の思考法であるABCDシステムはビジュアル化してあり、わかりやすいです。この方法は組織のみならず、個人にも適用できそうなのがいい。個人で実験可能でありながら、この方法を組織にも使えるため、体の髄にまでこの本の内容を染み込ませればかなり使えるのでは。実際にやるのは難しそうですが、非常に面白いのは確かです。2023/12/17

マナティ

0
2023年にたくさん読んできたビジネス書の中でも凄く新鮮な内容だと感じた。 主にはリーダーシップ論で極端な決定思考(択一思考)は短期的には結果は出るものの、長期的には成果が上がらないなど、目新しい内容がたくさんあり面白かった。 時代は移り変わってきていて、今の感覚に近いようにも感じたので今年の自分のあり方としてかなり参考にしたい一冊。2024/01/20

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