内容説明
エレナに誘われて訪れた晩餐会。そこで『麗しの歌姫』の異名を持つ貴族令嬢アリアと出会い、心を通わせるベレト。さらにルーナ・エレナとの関係もより一層深まり、ついには彼女たちから告白を受ける――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
エレナに誘われて訪れた伯爵家主催の晩餐会。そこでベレトに思いを告げるべく覚悟を決めたエレナやルーナ、さらに『麗しの歌姫』の異名を持つ公爵令嬢アリアと出会う第三弾。晩餐会で多くの男性に声を掛けられる『紅花姫』エレナ、『本食いの才女』ルーナ、そして侯爵家専属侍女シアの人気ぶり。そして公爵家のために多忙なスケジュールをこなすアリアの苦悩と本音。思いを確認できたエレナやルーナはとりあえず一歩前進でしたけど、彼の気遣いに感じるものがあったアリアもこれから動きそうで、ベレトを巡る人間模様の今後が気になるところですね。2023/10/20
真白優樹
11
エレナとルーナにとって勝負の時となる晩餐会本番が来る中、歌姫と呼ばれる公爵令嬢、アリアがベレトに興味を示す今巻。―――覚悟を以て、けれど普通に。今、その一歩を。 シア、エレナ、ルーナ。三人との関係がそれぞれの方向に、望む方向で変わっていく巻であり、将来的な関係まで見据えた方向に変わる事で、貴族のラブコメらしい甘さを見せていく巻である。確かに深まった関係性、やってくるのは新学期。確かな方向へ舵を切った四人の関係性は、果たしてどう進んでいくのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2023/10/31
rotti619
10
晩餐会編。エレナ・ルーナから2人きりになる時間を約束し参加している中、表紙を飾る歌姫アリアと出会うという流れ。夏乃実氏の持ち味でもある丁寧な描写でキャラクター1人1人の心情の動きが綴られており、最後まで物語の雰囲気に浸ることができた。この一貫した姿勢がこの作品の良さでもあり、貴族社会だから許されることを現代社会から転生した主人公が葛藤してしまうのは、非常にらしいシーンだった。個人的に注目していたGreeN 氏のイラストは口絵・挿絵とも完璧な仕上がり。事情があったとはいえ、1・2巻の時これができていれば…。2023/10/27
ironas
4
新キャラ登場。面白かった。この先はどうストーリーを展開していくんでしょうねぇ。楽しみ!2023/10/27
むさ
1
こちらの元悪役貴族は良い人に振り切ってどんどん進展して安心感ある。進む関係、増えるヒロイン。これからも楽しみですね。2023/11/15