時代小説文庫<br> ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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時代小説文庫
ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

  • 著者名:坂井希久子【著者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 角川春樹事務所(2023/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758445252

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内容説明

居酒屋「ぜんや」の女将・お妙の父がかつて売っていた薬をもとに作られた「龍気補養丹」を改めて売り出すことになった熊吉。養い子だが、少しずつ養い親の只次郎とお妙に心を開き始めたお花。ようやく道が開けてきたかに見えた二人に、だが新たな災難が降りかかる──。押し込み未遂騒動に、会いたくない人との再会まで。それでも二人は美味しい料理と周囲の温かい目に守られながら、前を向いて頑張ります! 馬面剥の肝和え、飯蛸煮、鱈の白子での雑炊、にべの塩焼き。お腹と心を満たす、人情時代小説、第三弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

183
平穏で時にはちょっとした出来事が起こって、たんたんと終わるものかと思ってたけど、熊吉が仕事で上方に行ってから、なんとも不穏で、物騒な事件が起こりだした。事件後、おちついたらと思ったら、お花がややこしい事になって、いったいなんなんだ。すごく続きが気になる終わり方。この不穏な事件は“龍気補養丹”のせいなのか。それとも恨みつらみなのか。そして、黒幕は誰なのか。複数犯なの可能性も…。気になる。そんな中でも、“ぜんや”の料理は美味しそう。無事に事件が解決して、平穏な日々に戻ってほしいと願う。 2022/12/03

いつでも母さん

153
えぇ~!この終わり方は切ないよ、坂井さん。どうしたって次が気になるってもんです。妄想が膨らんで、どうぞよしなにお願いしますって感じの花暦シリーズの第3弾。鼻は利くが、実母のことを振り切れないお花がじれったい(まだまだ成長過程だものしかたないけれど)片や熊吉は順調だけれど、そんな時こそ好事魔多しか?次巻へ続くのね。かつての友・長吉の影が私の脳内でむっくりと(汗)あぁ、次は5月かぁ。2022/11/30

ゴンゾウ@新潮部

110
熊吉とお花の周りで不審な事件が次々に起こります。熊吉の声色を真似た強盗とお花に鳥兜を渡した少年。ふたりが繋がっているように思います。 中途半端に終わってしまう。次号が待ち遠しい。2023/01/22

タイ子

104
熊吉が上方に旅立ってそろそろ帰る頃合いに不穏な出来事が。熊吉の声音を使って商家に押し入ろうとする謎の輩たちが出没。声帯模写って昔からいたんだな。何とか災いはまぬがれた町内。片や、「ぜんや」のお花はもらい子という被害者意識から今だ逃れられず、明るくふるまってはいるものの何かと考えてしまう日々。そんな彼女の前に実の母親が突然現れ、ますますお花の胸が騒ぎ始める。毒母だった昔と違う母を振り切れないお花の気持ち、切ないなぁ。でも、世の中そんなに甘くないんだぞ。そして「ぜんや」に事件の前ぶれが…次巻が楽しみ。2022/11/19

のぶ

99
「居酒屋ぜんや」も新シリーズになり3作目。新たな雰囲気にもすっかり慣れてきた。前のシリーズに比べると明らかに若返った気配が全体に漂ってきていてとても良い。その代表格、お花も15歳になり女性らしくなってきたが、本作ではようやく道が開けてきたかに見えた熊吉とお花に新たな災難が。新しい薬の商売に邁進する熊吉。産みの母に出会ってしまったお花。この先どうなるのか?いいところで終わってしまったので、次巻が気になる。居酒屋の方はお妙が切り盛りしているが、相変わらず季節を感じさせる料理におなかが空いてくる。2022/11/30

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