内容説明
未知の大陸に渡ったジグたちもすっかりこの土地に馴染み、
血と剣戟に溢れた平和な日々を過ごしていた。
シアーシャが臨時の冒険者パーティーに加入することになり、護衛仕事を一時離れることになったジグ。
この時間を有効活用しようと考えていた矢先、激闘の末知人となった二等級冒険者のイサナから、
子供誘拐事件の捜査に協力して欲しいと頼まれる。
事件捜査など管轄外の依頼だが、そこは報酬が合えば何でも受ける傭兵。
ジグは自身が培ってきた裏稼業の知見を駆使して、事件解決に動き出すのだった。
web小説発、圧倒的支持を受ける本格ファンタジー待望の続刊!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
38
未知の大陸にもようやく慣れて、臨時の冒険者パーティーに加入することになったシアーシャ。護衛仕事を一時離れることになったジグがいろいろ巻き込まれてゆく第二弾。空いた時間を有効活用しようと考えていた矢先、激闘の末知人となった冒険者イサナから、子供誘拐事件の捜査協力を依頼されるジグ。培ってきた裏稼業の知見を駆使して事件解決に動き出す展開で、一人で行動するとどうにも誤解されたり、いろいろ巻き込まれがちなジグの異質さが際立っていて、未だ自覚もないまま私の護衛に独占欲を垣間見せるシアーシャが怖…可愛かったです(苦笑)2023/09/18
しぇん
35
一巻に続き地味だけど骨太ファンタジー。ジグの傭兵活動がメインでしたが、生死が近すぎる故のドライさが凄く出ていたのが良かったですね。シアーシャにだけは無自覚なのか依頼主とか関係なく激甘な感じがしましたが。しかし。よくも悪くも大きな事件とか起こせなさそうですがどう物語を展開していくんですね。他の魔女とかこちらに来たりするんでしょうか?2023/10/12
ホシナーたかはし
25
あいかわらず「ロードス島戦記」「卵王子カイルロッド」のような、妙に懐かしい匂いのする作品。嗚呼、面白かった!強い傭兵と魔女なのに、対人関係は引きこもり並みの対応しかできないところが妙に可笑しい。2023/10/04
毎日が日曜日
16
★★★★ 次も早く読みたい!2023/11/15
真白優樹
14
シアーシャが臨時のパーティに参加する事となり、ジグが手すきになる中、イサナから誘拐事件への捜査協力を依頼される今巻。―――世界が違えば全てが違う、それでも貫くものとは。 ジグの裏社会にも通じる聡明ぶりと、相変わらずの淡泊に人を殺せる現実的な考え方が見える中、シアーシャとお互いの思いが見えてくる巻であり、二人のお互いへの思いの強さが、繋がり始めた者達にもバレていく、人脈がそれぞれ広まっていく巻である。依頼主を害するなら殺す、そんな彼の生き方はこれから何処へ進むのか。 次巻も勿論楽しみである。2023/09/27