内容説明
これで一生、文学というものをやるのか――。新聞の懸賞小説で『地の果まで』が一等に選ばれ、信子は小説家として本格的に歩み始める。林芙美子、宇野千代らとの交遊、パートナー門馬千代との出会い。流行作家として嫉妬や羨望の的になりつつも充実した日々を送るが、日中戦争が勃発するとペン部隊として従軍することに……。【全三巻】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
元気伊勢子
6
昭和になると女性作家の地位も少し上がってきた感じがする。他の女性作家の小ネタがかなり面白く、他の女性作家の小説を読みたくなってきた。2024/12/26
Hanna
5
シリーズ第2弾。林芙美子や宇野千代が出てきて、そちらもおもしろかった。2026/05/31
Guro326
1
(図書館リアル本)ようやく中巻読了。著作作品もさることながら、周囲の文人の記録もすばらしい。これがあるので(上中下と分厚いのだが)吉屋がどういう時代に生きていたのかがよくわかる。そしてそこは田辺の時代感なんだろう。/前半は、関東大震災に遭遇した記録。多くの在京文人の記録にもなっている。そして後半は太平洋戦争期。従軍記や講演をたくさんこなしたというが、それだけを書いてしまったら「戦争協力」となってしまうところ、田辺により丁寧に記録されていることで、そう単純には言えない当時の状況というものがよくわかる(続2026/03/30
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