徳間文庫<br> 七色の行方不明

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徳間文庫
七色の行方不明

  • 著者名:姉小路祐【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 徳間書店(2023/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198948849

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内容説明

人生百年時代の警察小説。定年退職後、再雇用警察官として長年のキャリアで培った人脈や刑事の勘を存分に活かして事件を解決に導く安治川信繁の活躍! 第一話「黄金の闇」ネット社会の浸透は目を見張るものがあり、いまや出会いや結婚までネットを介してのものが主流になろうという勢いだ。しかし、手軽さの裏には危うさも孕んでいる。そんな状況下で起きた行方不明事件を追う安治川ら消息対応室が直面する現代の深い闇…。第二話「紫の秘密」源氏物語の謎を契機とする失踪事件と大学院卒業でもなかなか正規の大学教員になれぬオーバードクター問題が絡んで、アカデミズムの得体のしれない壁に突き当たり、安治川たちは呆然と立ち尽くす…。第三話「反転の白」殺人罪の刑事上の時効は廃止されたが、既に成立したものは再捜査されない。捜査の途上でそんな被害者遺族の不公平感に直面した安治川は、あるキャリア警察官僚と激しく対立しながら悩みに悩む…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

米太郎

21
・現段階で出てるものは読了。源氏物語の解説がちょっとしんどかった…。因果応報ってあるんだなと感じる。次からは新体制になるので楽しみ。2024/06/14

hiyu

5
心の動きを丁寧に示しており、このシリーズは非常に好んでいる。特に第2話及び3話に魅かれた。一種のバタフライエフェクトのような印象にも思えたが、発端者の後悔は乏しい。現実世界はこのようなものなのかもしれないが、せめて本作の中ではと思わざると得なかった。2024/05/21

たぬき君

4
再雇用警察官の安治川信繁は行方不明者の事件性の有無を扱う消息対応対応室で今作では三つの難事件に取り組む。コテコテの大阪弁で物語が綴られなかなか面白かった。第3話の警視長の失態を暴くところは気持よかった。2023/10/17

オサム

1
筋立ては面白い。充分に楽しめた。だが、贅沢な不満かも知れないが、小説としては文章に不満が残る。話の展開を優先するあまり、登場人物が作者の思う通りにスムーズに動き過ぎている。作者の操り人形でしかなく、生きていない。そこは残念だった。…でも続編も読んでみたいという気持ちにはなった。2025/02/21

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