内容説明
死神と生贄花嫁の愛、クライマックス!
死神・八雲の子を身に宿した千鶴。いよいよ出産の時が迫る中、八雲はいままで以上の気づかいで千鶴を優しく見守っていた。
やがて誕生した小さな命は、屋敷の生活に新しい風を吹き込み、一之助や浅彦ら八雲とともに暮らしてきた者たちの気持ちを変えていく。千鶴は妻として母として、ここで八雲を支え、皆と生きていこうと決意を新たにするのだった。
そんな中、死神としての儀式のために神社に向かった浅彦は、熱心に祈る女性の姿を見かける。「死神さま、どうか仲間をこれ以上つれていかないでください」――。彼女が働く三条紡績で不死の病が流行しているようなのだ。必死に祈る彼女を、どこかで見たことがあるような気がしてならない浅彦。そして彼女が、かつて人間だった頃に愛し、そしてひとりで逝かせてしまった女性と同じ「すず」という名前を持つと知り、浅彦は激しく動揺する。そんな浅彦に千鶴と八雲がかけた言葉は……。
生贄として死神に嫁いだ花嫁と、愛することを知らなかった死神。永遠の愛を誓ったふたりの物語、ついに感動の最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
42
珍しくシリーズ物を最終巻まで読みました。うん、登場人物がみんな幸せを掴んだ・・もうすぐ掴める!といういい終わり方でした。人に感情があるのですから死神にだって感情はあるかもしれません。獣にもあるかもしれません。もしかしたら花にも・・。人間だけが「この世の春」を謳歌するのではなく地球のありとあらゆるものに👀を配ってほしいものです2023/09/27
よっしー
19
これにて完結。本当にハッピーエンドという感じで一安心でした。事件らしい事件も起こらず、新しい家族が増えた喜びに満ち溢れ、そして死神夫婦の周りでまた新たな縁も紡がれつつあり…。本当に良かったです。幸せのお裾分けを貰った気持ちになりました。2024/06/12
あずとも
6
最終巻。今までに色々あったけれどとにかく皆が幸せそうで良かったと思わせてくれる一冊。2023/08/10
うめきち
6
甘々で試練があって切ない悲しいエピソードもあってすごく好きなシリーズだったけど終わってしまった。残念。みんな幸せそうでよかった。2023/08/10
万論
5
終始ラブラブ。今回はエピローグの巻の意味合いが強い。「ああ、終わりかぁ」ってしみじみ思う。2023/08/06
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