内容説明
日比野浩光は山奥で迷子になった。やっと明かりのついた家を見つけると、心霊現象を取材に来た三人の男女が夕食の最中で、ここは「幽霊屋敷」なのだという。酒を飲んで、目覚めると、朝。「幽霊屋敷」と別の家が がる長い地下廊下の扉のところで、昨日来るはずだった男が血を流して死んでいた。臨床犯罪学者・火村英生が鍵のかかった扉の謎を華麗に解き明かす!(表題作) 表題作他全4編を収録した本格ミステリ作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キナコ
20
ハードカバーで一度読んだが改めて読了。短編ミステリー。大がかりすぎてネタバレまで分からなかった。トリックもだが、人の思い込みや盲点をついたトリックが多い印象をうけた。一番印象的だったのは『ロジカル・デスゲーム』かな。シャーロックのオマージュっぽさが魅力的。2024/05/09
餅屋
16
火村英生シリーズ19冊目、中短編集■「長い廊下がある家」表題作だけあって良い出来です。あたかも、心霊スポットでスイカ割りするような…アリスの迷推理に大爆笑♪「雪と金婚式」雪が降るのに、心温まってしまう…それが良い♪「天空の眼」SF者としては、期待せざるを得ないタイトル…あれれ。兵庫県警が出てきて…あれれ?アリスの名探偵振りに表題作のリベンジかと♪「ロジカル・デスゲーム」これはお見事な作品♪アリスののほほんとは違って、火村の尖った部分が効果的なスリラー作品…いえいえ確率的な本格作品と言えますね(2010年)2025/11/28
うさっち
14
短編集。「ロジカル・デスゲーム」確率論はさっぱりわからなかったけど珍しい火村のピンチにハラハラして楽しめた。2025/10/24
まいさん
11
火村&作家アリスシリーズの短編集。火村とアリスの掛け合いが好きだ。アリスが独りで事件を解決するのが珍しい「天空の眼」。「ロジカル・デスゲーム」は、火村と犯人の命を賭けた息詰まる頭脳戦にハラハラ。それぞれ違った味のある4編だ。2025/04/02
花嵐
10
★★★★☆ 定期的に読み返したくなる作家アリスシリーズ。四編収録。やっぱり「ロジカル・デスゲーム」がたまらないんですよ…。今作は作家アリスシリーズの中でもわりと変わり種の話が詰まっている。犯人と火村先生が対峙する話はちょこちょこあるけれど、これだけ熱い火村先生が拝めるのはこの話だけだと思う。2025/11/16
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